クリスマス絵本

絵本で読む、“クリスマスってなあに”

クリスマス Book クリスマス

著者:バーバラ・クーニー
販売元:長崎出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「クリスマス」バーバラ・クーニー作 安藤紀子訳(長崎出版)2007年11月発行.1500円

イエスの誕生や、クリスマスの由来について書かれたもの。物語ではなく、説明・解説になりますが、静かなやさしい語り口が、物語を読んでいるような感覚におちいります。バーバラ・クーニーの絵がとてもいい。内容的には小さい人たちには難しいので、高学年くらいから。

| | コメント (0)

「ヘラジカがふってきた!」

ヘラジカがふってきた! ハリネズミの本箱 Book ヘラジカがふってきた! ハリネズミの本箱

著者:アンドレアス・シュタインへーフェル
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ヘラジカがふってきた!」アンドレアス・シュタインヘーフェル・著 鈴木仁子・訳 ケルスティン・マイヤー・絵(早川書房)2003年11月発行.110p.1500円

クリスマスが近づいたある夜、ベルティルの家の屋根をつきやぶって、ヘラジカが空から落ちてきた。

「ミスター・ムースです」と名乗ったヘラジカは、トナカイの代わりにサンタのそりの試運転をしていて、足をすべらせて落っこちたという。ママは、ミスター・ムースのケガが治るまで、カレージでかくまうことにした…。

両親が離婚してパパがいなくなり、寂しい気持ちを抱えていたベルティル。彼の家にヘラジカがやってきてからの騒動を、ユーモラスな語り口で読ませます。柔らかな線で描かれたカラーの挿絵も、物語の雰囲気にぴったりです。

「わしがくばるプレゼントってのは、お金で買うプレゼントのことじゃないぞ。わしを信じる人間が、心のずうっとおくふかくでねがっていることを、かなえてやるのがわしのプレゼントなんじゃ!」

ヘラジカを迎えにきたミスター・ムースの“ボス”サンタクロースは、ベルティルにそう言います。サンタクロースは言葉通りに、ベルティルとミスター・ムースの心の奥深くにある願いをかなえてくれるのでしょうか…。

ドイツの児童文学。中学年くらいから。

| | コメント (0)

クリスマスの物語

クリスマス・キャロル (岩波少年文庫) Book クリスマス・キャロル (岩波少年文庫)

著者:チャールズ ディケンズ
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「クリスマス・キャロル」ディケンズ作 脇明子訳(岩波少年文庫)2001年12月発行.216p.640円

言わずと知れた名作です。

19世紀のロンドン。クリスマス・イヴの夜、けちで気難しいスクルージの前に、三人の幽霊があらわれます。幽霊たちに、自分の過去・現在・未来を見せられたスクルージは、心を入れ替え、これまでの生き方を改めます…。

シモンとクリスマスねこ―クリスマスまでの24のおはなし Book シモンとクリスマスねこ―クリスマスまでの24のおはなし

著者:レギーネ シントラー,ジータ ユッカー
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「シモンとクリスマスねこ」レギーネ・シントラー作 下田尾治郎・訳 ジータ・ユッカー画(福音館書店)2003年11月発行.179p.700円

12月に入って、クリスマスがくるまであと24日。まだ“にーじゅうよん”まで数えられないと泣きべそをかくシモンのために、おとうさんはいいことを思いつきます。

飼い猫ねこのフローラのしっぽの縞の数は、24。おとうさんがフローラの24本の縞入りのしっぽの絵を描いてくれたので、毎日おやすみのお話をしてもらったあと、毎日ひとつずつ色をぬっていくことにします。

すべてぬりおわった時にクリスマスがやってきます…。

12月1日から24日まで、クリスマスを待ちながら、毎日1つずつ色をぬりつぶしていくのは、毎日1つずつ窓を開いていくアドベントカレンダーに似てますね。おとうさんおかあさんやおばあちゃん、時には不思議なもの(?)たちがしてくれる短いお話もバラエティに富んでいます。

クルミわりとネズミの王さま (岩波少年文庫) Book クルミわりとネズミの王さま (岩波少年文庫)

著者:E.T.A. ホフマン
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「クルミわりとネズミの王さま」ホフマン作 上田真而子・訳(岩波少年文庫)2000年11月発行.180p.640円

「くるみわり人形」というタイトルでおなじみの、こちらも古典になりますね。

クリスマスイブの日、マリーはたくさんのプレゼントの中からクルミわり人形を見つけ、ひと目で大好きになりました。

その夜から、マリーの周りで起こる不思議な出来事。そして、ドロッセルマイアーおじさまが話してくれたお話…。夢か現実か?二つの世界が交錯します。

おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ) Book おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)

著者:ささめや ゆき,エルサ ベスコフ
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「おもちゃ屋へいったトムテ」エルサ・ベスコフ作 菱木晃子訳 ささめやゆき絵(福音館書店)1998年10月発行.48p.1200円

とても好きなクリスマスのおはなしです。

スウェーデンの絵本作家ベスコフの短いお話。(幼年向き読みものといったらいいでしょうか)。彼女自身の絵ではなく、ささめやゆきさんの絵をつけたことが、いたずら坊主(?)のトムテのイメージとぴったり合っていて、とてもいいです。

いなかの小さな家に住む二人のむすめさんは、自分たちでつくった人形を町のおもちゃ屋へ売って暮らしていました。そしてそのむすめさんたちの家の床下には、むかしからトムテの家族が住んでいました。

クリスマスが近づいた夜のこと。仕事部屋に忍びこんで、つくりたての人形と遊んでいたトムテの子どもヌッセは、ほかの人形と一緒に箱に詰められて町のおもちゃ屋へ送られてしまいます…。

ヌッセがちゃんと家へ帰れるかハラハラさせながらも、ショーウインドウに飾られたヌッセ自身はその状況を楽しみ、結果的にはいろんな人たちに幸せをもたらします。

トムテは、スウェーデンのサンタクロースとして知られているもので、もともとは北欧の森に住んでいた妖精だといわれています。スウェーデンの農家を守り、暮らしを楽にしてあげるため、家族がねむっている間にこっそりと仕事をしていくんだそうです。(物語の中でも、とうさんトムテは、むすめさんたちがねむった後、鍵はかかってるか、かまどの火は消えているか見まわっていますね)。ただ気難しく意地悪な面もあるので、クリスマス時期には、トムテへのご褒美として、ミルクで煮込んだおかゆを出しておく習慣があるそうです。

| | コメント (0)

「ヘレンのクリスマス」

ヘレンのクリスマス Book ヘレンのクリスマス

著者:ナタリー・キンジー・ワーノック
販売元:ビーエル出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ヘレンのクリスマス」ナタリー・キンジー・ワーノック文 メアリー・アゼアリアン絵 千葉茂樹訳(BL出版)2007年11月発行.32p.26×26㎝.1600円

車も電話も電気もない時代のクリスマスは、どんな様子だったのでしょうか…。

アメリカ北部・バーモンド州の丘の上の農場。主人公となっている7人きょうだいの末っ子ヘレンは、文を書いたナタリー・キンジー・ワーノックのおばあさんにあたるそうです。おばあさんの時代のクリスマスと、その時代の暮らしを、メアリー・アゼアリアンの版画で描きます。厳しい環境で今のようにモノがなくても、家族や近所で助け合う心豊かな時代。

クリスマスの夜の教会の帰り道。家族みんなで干草を敷き詰めたそりに乗り、満天の星空の中、歌を歌いながら帰る場面の絵がとても好きでした。

子どもより、どちらかというと大人向けの絵本かな。

ナタリー・キンジー・ワーノック自身の子ども時代を描いた絵本が、こちらの「夜明けまえから暗くなるまで」です。ちなみに絵を描いたメアリー・アゼアリアンも、子ども時代をバージニアの小さな農場で暮らした経歴を持つそうです。

夜明けまえから暗くなるまで Book 夜明けまえから暗くなるまで

著者:メアリー アゼアリアン,ナタリー キンジー‐ワーノック
販売元:BL出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「夜明けまえから暗くなるまで」ナタリー・キンジー・ワーノック文 メアリー・アゼアリアン絵 千葉茂樹訳(BL出版)2006年2月発行.40p.24×26㎝.1600円

アメリカ・バーモンド州の丘の上の農場。家族みんな、夜明けまえから暗くなるまで働きづめだったけれど、楽しみも喜びもたっぷりあった…そんな一家の暮らしが描かれています。

| | コメント (0)

「クリスマス人形のねがい」

クリスマス人形のねがい (大型絵本) Book クリスマス人形のねがい (大型絵本)

著者:バーバラ クーニー,ルーマー ゴッデン
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「クリスマス絵本のねがい」ルーマー・ゴッテン文 バーバラ・クーニー絵 掛川恭子訳(岩波書店)2001年11月発行.39p.2100円

クリスマス・イヴの日。おもちゃ屋で自分を買ってくれる人を待っている人形のホリーと、施設に預けられている孤児の女の子アイビー。二人の心からの願いが奇跡のように叶う物語です。

読み終えた時には、いくつもの出来事が偶然というより、むしろ必然だったように感じられるから不思議。

バーバラ・クーニーの絵が本当に美しい!絵本の形はしていますが、文章はかなりのボリュームがありますので、読み物と考えた方がいいでしょう。高学年くらいから大人まで。女の子向けかな。

| | コメント (0)

「ながれぼしをひろいに」

ながれぼしをひろいに (『こどものとも』傑作集) Book ながれぼしをひろいに (『こどものとも』傑作集)

著者:片山 健,筒井 頼子
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ながれぼしをひろいに」筒井頼子文 片山健絵(福音館書店)1999年10月発行.32p.27×20cm.800円

クリスマス・イブの夜。ぜったいサンタさんに会うんだと、がんばって起きていたみふでは、おおきなあかいながれぼしが、すいどうやまにおちていくのを見ます。あれをサンタさんのプレゼントにしようと思い立ったみふでは、すいどうやまのてっぺんにながれぼしをひろいに出かけました…。

タイトルや表紙だけではわかりにくいのですが、クリスマス絵本です。“ゆきが きちくち きちくちと おとをたてました”、“ひゅるひゅると かぜが ふいてきました”、“しゃらしゃら、しゃらしゃらと、かれくさがゆれました”など、擬声語の使い方がおもしろいです。主人公の“みふで”という名前も変わってますよね。

| | コメント (0)