動物の絵本

パンダ本 (その2)

パンダにあった」(月刊かがくのとも2008年7月号)岩合光昭・写真・文(福音館書店)410円

今月号の「かがくのとも」は、中国パンダ保護研究センターで撮影された、岩合さんのパンダ本。

そんなに近づいて撮っても大丈夫なんですか!?と驚きながら読みました(扉の写真の、パンダとの至近距離を見よ!)。

若い竹を食べると緑色の、たけのこを食べるとたけのこ色のウンチが出ることもわかります。歯や手のアップ写真など、パンダの生態が子どもにもわかりやすく伝わりますし、パンダのかわいい表情も楽しめます。生まれたばかりのピンク色の赤ちゃんが、成長していく過程も追いかけています。

誰も知らない野生のパンダ (RYU SELECTION) Book 誰も知らない野生のパンダ (RYU SELECTION)

著者:小林 達彦
販売元:経済界
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NHKのディレクターとして、野生のパンダを求めて、二回に渡って中国に取材(1994年と2004年に放送)に行った時の記録です。

野生のパンダを撮影することは至難の業。取材許可を得るまでの複雑な交渉から、限られた取材期間の中で、竹林の険しい山肌を登っての厳しい現場の状況も語られます。 

かわいらしい写真もたくさん掲載されていますが、それだけではない野生パンダの猛々しい姿が見られます。

また、現在パンダは中国で第一級の保護動物として手厚く保護されていますが、その取り組みと難しさも綴られています。

二回目の取材では、カメラマンの岩合光昭さんと共に撮影に挑んでいます。その様子は、岩合さんの「パンダ通」にも書かれています。

「誰も知らない野生のパンダ」小林達彦(経済界)2005年12月発行.206p.1600円

          ※パンダ本(その1)は、こちらから

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実物大絵本

これがほんとの大きさ! (評論社の児童図書館・絵本の部屋) Book これがほんとの大きさ! (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

著者:スティーブ・ジェンキンズ,佐藤 見果夢
販売元:評論社
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思わず自分の手と比較してしまう、表紙の大きな手はゴリラのもの。

ダチョウの卵、ワニの口、アフリカゾウの足…。この本の動物の絵は、本物と同じサイズ。迫力のある切り絵で、それがどんなに大きいものなのか(また逆にちいさいものなのかを)、感じることができるようになっています。小学生くらいから。

「これがほんとの大きさ!」スティーブ・ジェンキンズ・作 佐藤見果夢・訳(評論社)2008年3月発行.32p.31㎝.1600円

ほんとのおおきさ動物園 ほんとのおおきさ動物園

販売元:楽天ブックス
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「ほんとのおおきさ動物園」福田豊文・写真 小宮輝之・監修(学習研究社)47p.38㎝.1500円

実物大 恐竜図鑑 Book 実物大 恐竜図鑑

著者:真鍋 真,デヴィッド ベルゲン
販売元:小峰書店
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「実物大 恐竜図鑑」デヴィッド・ベルゲン・著 藤田千枝・訳 真鍋真・日本語版監修(小峰書店)2006年5月発行.48p.36㎝.1800円

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なごみます…。

からだがかゆい Book からだがかゆい

著者:岩合 日出子
販売元:福音館書店
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動物たちもからだがかゆい時があるんですね。よくその一瞬をとらえたなと思う写真絵本。その姿は、なんともユーモラスです。

「からだがかゆい」岩合日出子・文 岩合光昭・写真(福音館書店)2008年3月発行.24p.22㎝.945円

おしり Book おしり

著者:さえぐさ ひろこ
販売元:アリス館
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「おしり」さえぐさひろこ・文 さとうあきら・写真(アリス館)2007年9月発行.20p.23㎝.1300円

いいおかお Book いいおかお

著者:さえぐさ ひろこ
販売元:アリス館
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動物に向けて“ハイ、チーズ”と写真を撮ったら、みんなとびきりの“いいおかお”を見せてくれました…というような、ベストショットがいっぱいの写真絵本です。

おすまし顔、気取り顔、いろんな表情が楽しめます。カンガルーとコアラの笑っているような(動物は笑っているわけではないのでしょうが)表情が大好きで、見て見て!とみんなに見せまくり。かわいくておもしろい!見てる誰もが笑顔になります。

「いいおかお」さえぐさひろこ(アリス館)2004年11月発行.23p.23㎝.1200円

ねんね Book ねんね

著者:さえぐさ ひろこ
販売元:アリス館
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表紙は、木の枝につかまってねむるリス…。動物の寝顔ばかりを集めた写真絵本です。

おかあさんのふくろの中でねむるワラビー。からだをまんまるにまるめてねむるヤマネ。首を折り曲げてねむるキリン。水につかりながらねむるカバの寝顔は憎めない感じで、ちょっと笑えます。無防備な動物たちの寝顔は、たまらなくかわいいです。おやすみの前にどうぞ。

「ねんね」さえぐさひろこ(アリス館)2004年2月発行.23p.23㎝.1200円

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絵本「くじらのバース」

くじらのバース―この星の上で Book くじらのバース―この星の上で

著者:村上 康成
販売元:ひさかたチャイルド
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「くじらのバース」村上康成(ひさかたチャイルド)2008年2月発行.27×22㎝.40p.1300円

ナリンは、南の小さな島に住む男の子。毎日野球の練習にあけくれますが、なかなか上手くなりません。冬のある日、風のにおいに気がついて海にきてみると、ザトウクジラのバースが戻ってきていました。

ナリンとバースは同い年。ナリンが生まれた年、バースもここの海で生まれました。

夏の間、バースはエサを求めて遠い北の海に行き、長い長い旅をしてこの島の海で冬を過ごします。あたらしい春がきた時、ナリンの野球の腕は上がり、バースには赤ちゃんが生まれました…。

村上さんの描く青い青い海の色と空の色が、ホントに気持ちいいー。絵本のサイズに収まりきらない、広がりを感じさせます。“エメラルドの風”に、“ライム色の月”…。実際行ってみると、そんな言葉がぴったりするのかもしれませんね。行ってみたいなぁー。つかの間の南の島体験を満喫できました。

ザトウクジラといえば、アラスカで撮影された星野道夫さんの写真が思い浮かびます。

Book アラスカ―極北・生命の地図

著者:星野 道夫
販売元:朝日新聞社
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「アラスカ」星野道夫(朝日新聞社)1990年5月発行.91p.5800円

ザトウクジラは、夏はえさの豊富なアラスカの海、冬は出産や子育てに適したハワイ諸島などの南の海へと、毎年片道七・八千キロにもわたる大回遊をくりかえしているそうです。

クジラ―大海をめぐる巨人を追って (ノンフィクション知られざる世界) Book クジラ―大海をめぐる巨人を追って (ノンフィクション知られざる世界)

著者:水口 博也
販売元:金の星社
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「クジラ」水口博也(金の星社)2004年12月発行.112p.22㎝.1200円

ザトウクジラの回遊を追ったノンフクション。表紙の写真のようにクジラが海面に体をおどらせる行動は、「ブリーチ」と呼ばれているそうです。これは体についた寄生虫をはらい落とすためだとか、水音を仲間との合図につかうためだとか言われているそうですが、本当のところはまだよくわかっていないそうです。

ザトウクジラの尾ビレの裏側は、人間の指紋のように一頭一頭違うこと。集団で行なう特徴あるえさのとり方(一頭のクジラが、海中で息をはきながら泳ぎ大きな泡の円を作り出す→仲間のクジラたちが、えさとなるニシンをその泡の円の中に追い込んでいく)など、クジラの生態やくらしぶりが、小学生にもわかりやすく説明されています。

ザトウクジラの雄は、冬から春先にかけての繁殖の季節、海中遠くまで声を響かせます。その調べは「クジラの歌」と言われているそうです。クジラの歌と聞いて思い出したのが、こちらの絵本です。

Book くじらの歌ごえ

著者:ゲイリー ブライズ,ダイアン シェルダン
販売元:ブックローン出版

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「くじらの歌ごえ」ダイアン・シェルダン作 ゲイリー・ブライズ絵 角野栄子・訳(BL出版)1998年6月発行.24×30㎝.1360円

冬には南へ、夏には北へ向かって迷わずに旅をするザトウクジラ。けれども仲間からはぐれてサンフランシスコ湾のゴールデンゲートブリッジの下までさまよってきたクジラがいました。1985年10月、本当にあったお話です。

クジラのハンフリー  /ウェンディ=トクダ/作 リチャード=ホール/作 末吉暁子/訳 ハナコ=ワキヤマ/絵 [本] クジラのハンフリー /ウェンディ=トクダ/作 リチャード=ホール/作 末吉暁子/訳 ハナコ=ワキヤマ/絵 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

迷い込んだのは、長さ14メートル、重さ40トンの大きなクジラ“ハンフリー”。

ハンフリーは、サクラメント川をのぼり、狭い橋げたをすりぬけ上流に行ってしまいました。これ以上先に行くと、川幅も川底も狭くなり、Uユータンできなくなる。科学者や沿岸警備隊の人たちは、苦しそうにしているハンフリーを救おうと、試行錯誤します。人々が見守る中、ハンフリーは、無事に海に戻ることができるでしょうか?

「クジラのハンフリー」ウェンディ=トクダ.リチャード=ホール作 末吉暁子・訳 ハナコ=ワキヤマ・絵(国土社)1990年11月発行.32p.1200円

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パンダ本 (その1)

パンダ通 (朝日新書 73) (朝日新書 73) Book パンダ通 (朝日新書 73) (朝日新書 73)

著者:黒柳 徹子; 岩合 光昭
販売元:朝日新聞社
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「パンダ通」黒柳徹子・岩合光昭(朝日新書)2007年10月発行.200p.740円

パンダという動物の存在がまだ日本で知られていなかった頃、叔父がアメリカから買ってきてくれたぬいぐるみをきっかけに、パンダ博士となっていった黒柳さんのエッセイと、世界で初めて野生のパンダの撮影に成功した岩合さんの写真、そしてお二人の対談が収録されたもの。

10ぱんだ Book 10ぱんだ

著者:岩合 日出子
販売元:福音館書店
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「10ぱんだ」岩合日出子・文 岩合光昭・写真(福音館書店)2007年5月発行.24p.22×21cm.900円

1ぱんだ、2ぱんだ、3ぱんだ…。ページをめくるたびに、だんだんとパンダがふえていき、最後は10頭の赤ちゃんで10ぱんだ。

かわいくてかわいくてたまらないまるごとパンダの写真絵本。見てると気持ちがふにゃとなります。野原でごろんとしている2匹のパンダと、ミルクを飲んでる9匹のパンダが特にお気に入り。裏表紙でもいろんな表情のパンダが見ることができます。

上野の山はパンダ日和―泣いて、笑って、喜んで、いま Book 上野の山はパンダ日和―泣いて、笑って、喜んで、いま

著者:佐川 義明
販売元:東邦出版
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「上野の山はパンダ日和」佐川義明(東邦出版)2007年10月発行.180p.1400円

著者は、上野動物園で、ジャイアントパンダを23年間担当してきた元飼育係の方です。

上野動物園にはじめてパンダがやってきたのは、1972年の10月。当時、未知の動物だったジャイアントパンダの手探り状態から始まった飼育から、パンダの赤ちゃん誕生に向けてのプロジェクトチームの立ち上げ…。

ランランとカンカンの間にできた生を受けることが叶わなかった小さな命、上野動物園ではじめて誕生した赤ちゃんチュチュは、生後わずか43時間で死亡…。悲しい結果を乗り越えて人口授精を成功させ、待ちに待った赤ちゃんの誕生。上野動物園では、タンタンとユウユウの2頭が誕生しています。

経験を積み重ね1つ1つ学んできた知識を活かしながら仕事をする一方で、パンダにも、それぞれ個性があって、以前飼育したパンダがこうだったからといって、それが他のパンダ全てに当てはまるとは限らないそうです。人間の子育てに通じるものがありますね。

1人遊びをしたり、おかあさんに甘えているこどもの頃のタンタンの写真がとってもかわいらしい。やっぱり子どものパンダはかわいいなぁ~。巻末に上野動物園にいた9頭のパンダのプロフィールも掲載されています。

現在上野動物園にいるパンダは、リンリンただ1頭。ワシントン条約の締結と自然保護の観点から、今後中国から日本にパンダがくる可能性はほとんどないということです。

(追記 2008.4.30)上野動物園最後のパンダ、リンリンが死亡しました。平成4年に中国から来日。人間でいうと70歳の高齢だったそうです。もう上野動物園には、パンダはいないんですね。寂しいです…。

パンダの手には、かくされたひみつがあった! (動物ふしぎ発見) Book パンダの手には、かくされたひみつがあった! (動物ふしぎ発見)

著者:山本 省三,喜多村 武,遠藤 秀紀
販売元:くもん出版
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「パンダの手には、かくされたひみつがあった!」山本省三・文 喜多村武・絵 遠藤秀紀・監修(くもん出版)2007年12月発行.40p.26㎝.1400円

手でものを握るという行為は、ヒトやサルの仲間のみが持つ優れた技と言われています。そんな中、パンダがヒトやサルのように竹を握ることができるのは、どうしてなのか?1996年にその謎を解き明かしたのが当時国立科学博物館に勤めていた遠藤秀紀さんです。

彼の研究とパンダの手のしくみを、小学生にもわかりやすく説明した絵本です。

パンダがものを掴むことができるのは、5本の指と向かい合わせに“六指突起”と呼ばれる6番目の指があるからと長年言われてきました。遠藤さんは上野動物園にいたパンダのフェイフェイとフアンフアンが死んだ後の解剖学的研究により、パンダには7番目の指が存在することを発見します。

それによると、パンダは5本の指と、2本の偽の指(6番目と7番目と言われる指のことですね)のすき間に竹を通して、手首を深く曲げ、手のひらの筋肉で包み込んで竹を握るんだそうです。

ちなみにその謎を解き明かすきっかけとなったフェイフェイとフアンフアンの剥製と骨は、国立科学博物館におさめられているそうです。

        ※パンダ本(その2)は、こちらから

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