いのちを考える絵本

絵本「ちいさなあなたへ」

 ちいさなあなたへ ちいさなあなたへ
販売元:セブンアンドワイ
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大人のための絵本ですね。何度読んでも泣けてしまいます。

娘の成長を見守ってきた母親の気持ち、親の手を離れて旅立っていく時の寂しさ、そして最後は年老いた母がどんな思いで自分を育ててくれていたかが、ストレートに伝わってきました。

母親の深い愛情を感じさせる1冊です。この思いは親から子へとずっとつながってきたものなんですね。娘が家を離れる時に手渡したいなと思いました。

「ちいさなあなたへ」アリスン・マギー文 ピーター・レイノルズ絵 なかがわちひろ訳(主婦の友社)

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酒井駒子「くまとやまねこ」

酒井駒子さんの新作絵本。 切なくやさしい物語です。

くまとやまねこ Book くまとやまねこ

著者:湯本 香樹実,酒井 駒子
販売元:河出書房新社
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くまは、なかよしのことりが死んで、とても悲しんでいました。自分で小さな箱を作り花びらを敷き詰めて、ことりをそっと箱の中に入れました。そして、どこへいくにも、その箱を持っていきました。森のどうぶつたちはだれもが、「ことりはもうかえってこないんだ。つらいだろうけど、わすれなくっちゃ。」と言います。誰ともその悲しみを分かち合えないくまは、家に鍵をかけて閉じこもってしまいました。

それから幾日かたったある日。くまはとてもいいお天気なことに気がついて、しばらくぶりに外に出ます。そして、やまねこに出会いました。くまが持っていた箱を見たやまねこは、「きみはこのことりとほんとうに仲がよかったんだね。ことりが死んでずいぶんさびしい思いをしてるんだろうね」といいます。

やまねこは、自分の箱からバイオリンを取り出して、きみとことりのためにと一曲演奏してくれました。くまは、やまねこが奏でる音楽を聞きながら、ことりと過ごした日々を思い出します。“自分はずっとことりと友だちなんだと”納得できたくまは、いつも一緒にひなたぼっこをした場所に埋めてあげることにしました。

そしてくまは、やまねこが持っている古いタンバリンをみて、やまねこにもずっといっしょだった友だちがいたんだと思うのです…。

大切な人との別れは、だれの身にも訪れます。くまは悲しみは消えることはないけれど、大切な人との思い出が自分の中にたくさん残っていること、同じ思いを抱えている人がいるんだということに気がつくのです。

ことりとの楽しい思い出を思い出していくと、モノクロの絵の中にピンクが色づいていきます。同じモノクロで描かれていても、やまねこと出会った後のくまの絵には、光が感じられような気がしました。

やまねこのバイオリンを聞いているくま…の場面が好きです。音楽がもたらす力を再認識しました。そして、やまねこがもっているタンバリンには、くまとことりと同じような物語があるんだろうなぁと思わせてくれます。

「くまとやまねこ」湯本香樹実・文 酒井駒子・絵(河出書房新社)2008年4月発行.1300円

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絵本「あなたがうまれたひ」

あなたがうまれたひ」デブラ・フレイジャー作 井上荒野・訳(福音館書店)1999年11月発行.32p.22×29㎝.1300円

あなたがうまれてくることを、地球上の誰もが待っていた。あなたがうまれた日、あなたがうまれてきたことを、地球上の誰もが歓迎し祝福した。「あなたがうまれて とってもうれしい!」…。

知人が、先日ラジオでこの絵本が朗読されていたのを聞いて、とても感動したと話してくれました。

私たちは誰もが祝福されて生まれてきた存在なんだと、改めて認識させられます。そして、私たちは地球という大きな自然の営みの中で生きていることも…。

淡々と語られているのに、読んでいるうちにグッときます。子どもたちには、ゆっくりとかみしめて読んであげたいです。小学校中学年くらいから。

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絵本「いのちのまつり」

いのちのまつり―「ヌチヌグスージ」 Book いのちのまつり―「ヌチヌグスージ」

著者:平安座 資尚,草場 一寿
販売元:サンマーク出版
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はじめて沖縄の島にやってきたコウちゃん。「ぼうやにいのちをくれた人は誰ね~?」と尋ねたオバアは、ずっとずっとつながってきたいのちと、これからもつながっていくいのちの尊さを、コウちゃんに教えてくれます…。

自分が今いるのは、いのちをくれたたくさんのご先祖さまがいたから。いのちはずーっとつながって自分が生まれたこと。それは誰一人として欠けては存在しなかったこと。そして、そのいのちは未来へとつながっていくこと…が、沖縄のオバアの柔らかい語り口で語られます。

見開きいっぱいに描かれた、数え切れないほどのご先祖さまは圧巻です。自分のいのちってすごいんだ!と素直に思えます。

「いのちのまつり」草場一壽 平安座資尚・絵(サンマーク出版)2004年10月発行.27p.1500円

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絵本「いのちのおはなし」

いのちのおはなし Book いのちのおはなし

著者:日野原 重明
販売元:講談社
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「いのちのおはなし」日野原重明・文 村上康成・絵(講談社)2007年1月発行.1300円

95歳の聖路加病院名誉院長(ベストセラー「生き方上手」の著者と言った方がなじみがあるでしょうか)日野原先生が小学校で10歳の子どもたちに向けて行なった“いのちについて”の授業を絵本化したものです。

いのちは、どこにあると思いますか?友達同士で心臓の音を聞いて、生きている証拠を確かめてみよう…。

時間をつかうことは いのちをつかうことです。

これから生きていく時間。

これから先の、君たちがつかえる時間。

それが、きみたちのいのちなんですよ。

村上康成さんが描く日野原先生は、かわいらしく、とてもよく似ています。

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