「りんごがたべたいねずみくん」なかえよしを作 上野紀子絵(ポプラ社)1975年発行.32p.25cm.1000円
高い木になった真っ赤なりんご。でもねずみくんには、とれません。
とりくんがやってきて、りんごをひとつとりました。さるもぞうもきりんも、カンガルーやサイもやってきては、りんごをひとつずつとっていきました。ねずみくんは空も飛べないし、木登りもできない。鼻も首も長くないし、力も強くありません。
その時やってきたあしかくんも、同じくどれもできません。けれども、ひとつ得意なことがある!といったあしかくんといっしょに、力を合わせてりんごがとることができました。
子どもたちに人気のねずみくんシリーズ。無意識に小さなねずみくんと自分を重ね合わせながら聞いている子どもたちも多いことでしょう。
一人で無理な時は、誰かと一緒に力を合わせるとできることがあるんだよと、シンプルな絵と言葉で語ります。
「りんごりんごろりんごろりん」ひだのかな代(新風舎)2006年6月発行.1400円
2羽のひよどりが、りんごをめぐって大げんか。「けんかするならいただくね」と、」りんごは次から次へといろんな動物たちの手に渡り、とうとう坂道を転がった。転がり出したらとまらない。りんご りんごろ りんごろりん。追いかける動物たちもいっしょになって転がった…。
リズミカルで調子のいい言葉が並びます。テンポよく読みましょう!
「おばけリンゴ」ヤーノシュ作・絵 やがわすみこ訳(福音館書店)1969年3月発行.32p.29×21cm.1200円
ワルターがもっているリンゴの木は、まだ一度も実をつけたことがありません。“ひとつでいいから、うちの木にもリンゴがなりますように”という願いがかなって、白い花がひとつ咲きました。大事に大事に育てたリンゴは巨大になり、市場に持って行っても全く売れません。
その頃、大食いのリュウが国中の田畑を荒らしまわっていました。リュウを退治せよとの命令を受けたひみつけいさつかんたちは、ワルターの巨大なリンゴを思い出します…。
ワルターさんは、実はリンゴがきらいだということにびっくり!そして、巨大なリンゴをのどに詰まらせひっくりかえっているリュウの絵は何度見ても笑えます。ラストで、ワルターさんがつぶやく祈りの言葉にニヤリとさせられます。子どもより大人の方が楽しめる絵本なのかもしれません。
「りんごのえほん」ヨレル.K.ネースハンド作 クリスティーナ・ディーグマン絵 たけいのりこ訳(偕成社)2008年3月発行.25p.25㎝.1200円
りんごの精が、りんごの木の一年を紹介する…というスウェーデンの絵本。あとがきによると、りんごの木は、スウェーデンの庭に必ずといっていいほど植えられているそうです。身近な木として愛されているんですね。