伝記絵本

「みんなの篤姫」

みんなの篤姫 Book みんなの篤姫

著者:寺尾 美保
販売元:南方新社
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NHK大河ドラマ「篤姫」も、薩摩から江戸城大奥へと舞台を移しましたね。

小中学生が、“もっと篤姫のことを知りたい”とか“調べたい”と思った時に最適なのがこちらの本。中身は一見歴史の教科書風ですが、総ルビでやさしい言葉で語りかけるように書かれています。

著者は、尚古集成館の学芸員さん。尚古集成館とは、鹿児島市にある博物館で、島津家に代々伝わる資料を収蔵展示しているところです。

第十三代将軍家定との結婚のいきさつ、大奥で篤姫が果たしたこと、明治以降の暮らしぶり、鹿児島でのゆかりの場所などが、史料に基づいて語られます。

尚古集成館所蔵他の写真や絵画も豊富に使われ、読みやすくイメージしやすくなっています。

ドラマを見ている大人の方たちにも、ぜひ!

「みんなの篤姫」寺尾美保(南方新社)2008年3月発行.201p.1500円

     ※尚古集成館の公式サイトは、こちらから

     ※「篤姫」観光キャンペーン公式ホームページは、こちらから

     ※2008年NHK大河ドラマ「篤姫」の公式サイトは、こちらから

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絵本「化石をみつけた少女」

化石をみつけた少女―メアリー・アニング物語 (評論社の児童図書館・絵本の部屋) Book 化石をみつけた少女―メアリー・アニング物語 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

著者:キャサリン・ブライトン,せな あいこ
販売元:評論社
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「化石をみつけた少女」キャサリン・ブライトン作 さなあいこ訳(評論社)2001年1月発行.32p.27×21㎝.1300円

のちに化石の専門家として、2体の完全なプレシオサウルス、イギリスではじめてみつかったプテロダクティルスなどを発見したイギリスの女性、メアリー・アニングの少女時代を絵本にしたものです。

1810年、イギリスの小さな港町に住むメアリー・アニングは、家計を助けるため、弟と一緒に“ほりだしもの”をさがしに、海辺を散策していました。

ある日、メアリーは、海辺の崖で、岩に埋もれた大きな化石を見つけます。メアリーは、足場を組んでもらい、ハンマーでそれを掘り出しました。

そしてそれが、何百万年のむかしに海にすんでいたイクチオサウルスという海生爬虫類の化石だとわかります…。

この発見は、何百万年の昔に生き者がいたという証明にもなり、科学の歴史にとって重要なものであったとともに、彼女のその後進む道のターニングポイントにもなったのです。

ちなみに、ダーウィンが「種の起源」を出版したのは、メアリーが亡くなって12年後だったということです。

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絵本「やまとゆきはら」

南極観測船「しらせ」が退役することになり、現在南極の昭和基地から日本に向けての最後の航海中なんだそうですね。昭和基地には25年間通ったそうです。本当にお疲れ様でした…。

やまとゆきはら―白瀬南極探検隊 (日本傑作絵本シリーズ) Book やまとゆきはら―白瀬南極探検隊 (日本傑作絵本シリーズ)

著者:関屋 敏隆
販売元:福音館書店
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「やまとゆきはら 白瀬南極探検隊」関屋敏隆(福音館書店)2002年10月発行.2200円

1912年(明治時代)白瀬を隊長とし、犬ぞりで南極点をめざした探検隊の足どりをたどったノンフクション絵本。日本人として初めて南極の地を踏んだ白瀬の伝記絵本ともいえるかな。南極観測船「しらせ」は、この白瀬中尉の名前から名づけられたようですね。

エンデュアランス号大漂流 Book エンデュアランス号大漂流

著者:エリザベス・コーディー キメル
販売元:あすなろ書房
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「エンデュアランス号大漂流」エリザベス・コーディーキメル著 千葉茂樹・訳(あすなろ書房)

1914年。第一次世界大戦が始まり、南極大陸がまだまだ未知の世界であった頃…。シャクルトン率いる28人の探検隊が、「エンデュアランス(=不屈の精神)」という名を持つ船に乗って、南極大陸横断の旅に出発する。

しかし、巨大な流氷帯に行く手をはばまれ、南極大陸に上陸すらできないまま、氷の中に閉じ込められ動けなくなってしまう。その後、船は押しつぶされて沈没。現代のような装備もない。無線も届かず、救助の見込みも全くない。それからが、生還に向けての長い長い旅のはじまりだった…。

淡々と語られていますが、まるで記録映画を見ているように映像が浮かんできました。

彼らの強靭な精神力と体力に感嘆し、圧倒されっぱなし。途中幾度となく絶望感に襲われたことだろうと、想像するに足りない。けれど、そんな極限状態の中でも、暗さは感じられません。むしろ明るさや希望さえ感じるのです。

常に先を読み、船員たちのために心を砕き、素早い判断を下す…。そんなシャクルトンのリーダーとしての力量と、船員それぞれが自分が果たさなければならない役割を把握し、知恵を出し合い、それを実行する。そして、天が味方をしてくれる出来事も重なり、奇跡を起こしていきます。読みながら、人間の偉大なる力をひしひしと感じました。

この旅を記録するために同行した専属写真家が撮り続けた写真もふんだんに使われ、貴重な経験を映像からも語ってくれます。ラスト、近づく救助ボートに手を振るモノクロの写真には、グッっときました。今はもう星になってしまった彼らに、心から大きな拍手を贈りたいと思います。

南極のコレクション (ふしぎコレクション) Book 南極のコレクション (ふしぎコレクション)

著者:武田 剛
販売元:フレーベル館
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「南極のコレクション」武田剛8フレーベル館)2006年6月発行.1600円

2003年5月から1年4か月、南極観測隊に同行した新聞カメラマンの記録。南極ってどんなところ?と聞かれたら、まずはこの本を手渡したい。壮大な自然とそこに息づく動物、隊員の暮らしぶりを、豊富な写真で伝えます。

ぼくの南極生活500日―ある新聞カメラマンの南極体験記 Book ぼくの南極生活500日―ある新聞カメラマンの南極体験記

著者:武田 剛
販売元:フレーベル館
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「ぼくの南極生活500日」武田剛(フレーベル館)2006年8月発行.120p.1600円

同じ著者が写真メインの上記の本とは別に、より詳しい読み物版として出版したもの。

到着早々、総出で建設された衛星通信アンテナ。このアンテナでインターネットと携帯電話が使用できるようになったことや、放置された古い雪上車などのゴミ問題、南極にも地球温暖化の波が押し寄せていることなど、過去の観測隊の業績と苦労を織り交ぜながら、南極の「今」を伝えます。

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絵本「俊寛」

俊寛 (日本の物語絵本) Book 俊寛 (日本の物語絵本)

著者:司 修,松谷 みよ子
販売元:ポプラ社
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「俊寛」松谷みよ子・文 司修・絵(ポプラ社)2006年6月発行.42p.25×26㎝.1200円

「平家物語」の中に登場する、流人となった僧俊寛のエピソードを絵本にしたもの。俊寛は実在した人物で、後白河法皇の側近で法勝寺の執行を務めていましたが、1177年俊寛の山荘で平家打倒を謀議したという「鹿ヶ谷事件」で流罪にされてしまいます。

俊寛は、時の大臣・平清盛に謀反を企てた罪で、あれはてた島-薩摩の国・鬼界が島に流されます。やがて、島に流された三人のうち二人は許されて都に戻りますが、俊寛一人が島に残されてしまいます…。清盛からの帰京を指示するゆるし文には、自分の名だけがない。なぜないのか。なぜわしひとり、ゆるしがないのか。役人にすがりつき、許しを得た二人を乗せた船にかけ寄るが船はでていった。「まて、まってくれ」俊寛は腰まで水につかり、なきさけぶ。

そこには、心たけきひととうたわれた、都での位高きころの俊寛のおもかげはなかった。

俊寛は小高きところにかけあがり、のびあがりのびあがり、まるでおさない子のように、足をふみならし、「のせていけ、のせていけ」となきさけんだが、船はしだいに小さくなっていった…。

消えていく船に向かって、ただ一人島にとり残された俊寛の泣き叫ぶ声が響く。その孤独と絶望は、想像を絶します。

幼い頃から俊寛に仕えてきた家来の有王が、一人鬼界が島まで訪ねてきて、食べるものもなくやせ衰え変わり果てた姿の俊寛と再会します。有王から俊寛が捕らえられてから、妻や身内のものをとらえて殺されたことを聞き、生きる力を失い、自害する覚悟で餓死。まだ37歳の若さだったそうです。

平家物語の「俊寛」からは、後世、謡曲の「俊寛」、近松門左衛門の浄瑠璃「平家女護島」や曲亭馬琴の読本「俊寛僧都嶋物語」が生まれ、歌舞伎の演目にもなっています。

実際に俊寛が流された島については、鹿児島県の硫黄島、同じく鹿児島県の喜界島、長崎県の伊王島などいくつかの説があり、現在でもわかっていないそうです。

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ビアトリクス・ポター

もうすぐ映画「ミス・ポター」が公開されますが、ビアリクス・ポター、ピーターラビットの関連本は、たくさん出版されていますね。

                ※映画「ミス・ポター」の公式サイトは、こちらから

「ピーターラビット」の丘から―ビアトリクス・ポター (名作を生んだ作家の伝記) Book 「ピーターラビット」の丘から―ビアトリクス・ポター (名作を生んだ作家の伝記)

著者:スピーカー・ユアン マーガレット
販売元:文溪堂
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子ども向け(小学校5.6年生くらいから)に書かれた、“名作を生んだ作家の伝記”シリーズの中の1冊。

ビアトリクス・ポターのおはなし Book ビアトリクス・ポターのおはなし

著者:ジャネット ウィンター
販売元:晶文社
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小さいサイズの伝記絵本です。裕福な家庭に生まれながら孤独な少女時代を送ったポターの生涯が、淡々と綴られています。

ピーターラビットの野帳(フィールドノート) Book ピーターラビットの野帳(フィールドノート)

著者:ビアトリクス ポター,アイリーン ジェイ,アン・スチーブンソン ホッブス,メアリー ノーブル
販売元:福音館書店
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「ピーターラビットの野帳(フィールドノート)」ビアトリクス・ポター絵 アイリーン・ジェイ メアリー・ノーブル アン・スチーブンソン・ホップス文 塩野米松訳(福音館書店)1999年11月発行.200p.31×20cm.5700円

この本をパラパラとめくってみると…、細密に描かれたたくさんのきのこ画に驚かされます。ビアトリクス・ポターが、アーミネットライブラリーに寄贈した博物画のコレクションの一部なんだそうです。描かれたのは、「ピーターラビット」が出版される前。当時女性はアマチュアとしてしか科学を研究できないという、女性への差別が根強くあった時代のことでした。

オールカラーでうっとりするほど美しい本に仕上がっています。値段が高めなので、図書館などでぜひ見てみて下さい。

最後に、本ではないのですが、大貫妙子さんが歌っていた「ピーターラビットとわたし」いう曲の、♪~ピーター・ラビットは わたしの隣に住んでいる 心わくわく いたずらがだいすき~♪というメロディが好きで、今でも時折口ずさむことがあります。

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絵本「ローザ」

ローザ Book ローザ

著者:ニッキ・ジョヴァンニ
販売元:光村教育図書
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「ローザ」ニッキ・ジョヴァンニ文 グライアン・コリアー絵 さくまゆみこ訳(光村教育図書)2007年5月発行.33p.29×23㎝.1700円

1955年アメリカ南部のアラバマ州モンゴメリー。一人の黒人女性の静かな決断が、アメリカの歴史を変えるのです…。

ローザ・パークスは、仕事が終わり家に帰るため市バスに乗りました。その頃のバスは、前に白人、後ろに黒人が座ることになっていました。そして中間にある席にはどちらが座ってもいいはずでした。

黒人の席は満員でした。でも中間の部分にはまだあいた席があって、ローザはそこに腰をおろしました。その時「席を白人にゆずりなさい」と怒鳴るバスの運転手の声が聞こえてきました。

黒人たちが不平等なあつかいを受けることにうんざりしていたローザは、なにかあった時は受けて立つ覚悟ができていました。「ノー」と言ってそこに座りつづけたローザは、警察に逮捕されてしまいます…。

ローザの行為をきっかけとして、黒人たちは平等の権利を得るために、闘う決意を固めます。不正を正すみんなの声の代表者として、キング牧師が選ばれました。

キング牧師は言いました。「バスにはのらないことにしましょう。当然のことが水のように流れ出し、正義が大きな川となるまで。わたしたちは歩くことにしましょう」…。

それから一年、人々は歩きつづけます。モンゴメリーの市民たちが歩きつづけられるように、国じゅうから靴やコートやお金が送られてきたそうです。

やがて最高裁判所は、バスの席を人種によって分けることは違法だという判決を下します。ローザがノーと言ったことが、周りの人々に勇気を与え団結する力となったのです。

コラージュを用いたノンフクション絵本。中学生ぐらいから大人まで。

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