「ダーウィン」
「ダーウィン」アリス・B・マクギンティ・文 メアリー・アゼアリアン・絵 千葉茂樹・訳(BL出版)2008年8月発行.48p.29×20㎝.1600円
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ダーウィン 著者:アリス・B. マクギンティ |
今年2009年、生誕200年を迎えたダーウィンの伝記絵本。
チャールズ・ダーウィンは、幼い頃から、石や貝殻、昆虫などの採集が大好きで、化学に強い興味を持っていた。
父親はチャールズに医者や牧師になる勉強をさせるが、彼にとってはどちらも退屈で、よく授業に顔を出していた植物学のヘンズロー教授から動物学や地質学について教えてもらった。
大学卒業後、ヘンズロー教授から南アメリカを探検し、世界一周して戻ってくる航海に参加しないかという手紙が届く。
チャールズは、反対する父親を叔父の力も借りて説得し航海に参加。1831年英国軍艦ビーグル号に乗り、5年にわたる世界一周旅行に出かけた。
港に着くたびに下船し、その土地の地質学を学び、化石や植物、昆虫や鳥などを採集し、島々を探検した。
そして、チャールズがガラパゴス諸島で集めたさまざまな姿のフィンチという鳥が、後に生物の進化を発見するきっかけとなる。
しかしそれは、神がすべての動植物を今ある姿のままつくったという聖書の教えに反するもの。教会の教えに反する意見を発表すれば、神への冒涜だとみなされ、牢獄に入れられてしまう。自分自身ばかりでなく、家族にも汚名が着せられるかもしれない。
そんな恐れを抱いたチャールズは、何冊もの秘密のノートに自分の考えをまとめ、自分の説を裏付ける実験をし、理論を練り上げていった。
そして、1859年、「種の起源」という本を出版する。
その理論は、当時反論や反発もあったが、科学の世界に新しい考え方をもたらした…。
チャールズ・ダーウィンが、生物の進化を発見し発表に至るまでを、日記や手紙・メモなどを織り込みながら描いていきます。
まずは、ダーウィンのことを、ざっくりと知りたい時にどうぞ。
木版画は、「雪の写真家ベントレー」でコールデコット賞を受賞したメアリー・アゼアリアン。そして、メアリー・アゼアリアンと言えば、翻訳は千葉茂樹さんです。
小学校高学年くらいから。
ダーウィンの伝記絵本と言えば、こちらの方が有名でしょうか…。
「生命の樹」ピーター・シス・文・絵 原田勝・訳(徳間書店)2005年6月発行.40p.32㎝.1700円
メアリー・アゼアリアンの「ダーウィン」よりも、もっと細かく詳しく書かれた伝記絵本。
綿密に下調べをして描かれたんだろうなぁと思わせる、素晴らしい絵本です。
膨大な資料を元に、ビーグル号の内部断面図、絵日記風の航海日誌など、情報量たっぷりに73年の生涯を描いていきます。
ストーリーを追う読みものとしてはもちろん、いろんなものが詰め込まれた図鑑風でもあります。
2004年のボローニャ国際児童図書展ノンフィクション大賞受賞作品。大人にもおすすめ。
小学生の調べ学習にも使えそうなのは、こちら…。
「進化の海へ ダーウィン(教科書に出てくる世界の科学者たち)」杉山薫里・文・絵(汐文社)2008年8月発行.47p.2000円
“ダーウィンを知ろう”、“ビーグル号航海記”、“種の起源”と大きく3つに分かれた章の中で、1項目をそれぞれ見開き1ページで簡潔にまとめています。絵がたっぷりで見やすくわかりやすくなっています。
各ページにちょこちょこっと描かれたかわいらしいイラストと手書きのコメントが楽しい。科学が身近に感じられます。
ダーウィンが生まれた頃のイギリスの様子のページもあり。
余談ですが、ダーウィンはイギリスの陶器メーカー、ウエッジ・ウッド社の創設者の孫(母方の祖父)にあたるそうです。
ダーウィンは40年以上ミミズの研究もしていました…。
「ダーウィンのミミズの研究(たくさんのふしぎ傑作集)」新妻昭夫・文 杉田比呂美・絵(福音館書店)2000年6月発行.40p.1300円
ミミズが肥沃土をつくっているのではないかと考えて、ダーウィンが40年にわたって行っていた研究。それを始めるきっかけとは?
そして、ダーウィンがどんな風に観察や実験を行ない、その結果はどんなものだったのかが、わかりやすくまとめられています。
さらに、動物学者である著者は、ダーウィンが研究していたダウン・ハウスの庭を掘ってみたいと現地まで足を運びます。ダーウィンが研究のためにまいた白亜が見つからず、四苦八苦した顛末はいかに??
こちらは、遊べる迷路絵本です…。
「ダーウィンの迷路」アンナ・ニルセン・作 枝廣淳子/枝廣あかり・訳(新風舎)2005年10月発行.1460円
ビーグル号に乗ってイギリスから南アメリカまで、ダーウィンが旅した道のりを迷路で進んで行こう!絵探しもあり。「マルコポーロの迷路」と2冊シリーズです。























