絵本「ツルとタケシ」
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ツルとタケシ―沖縄いくさ物語 宮古島編 (沖縄いくさ物語 (宮古島編)) 著者:儀間 比呂志 |
戦時中の宮古島が舞台で、ハンセン病を題材にした絵本です。
タケシの妹ツルが、6歳の時、ハンセン病にかかっていることがわかり、島の療養所に入れられました。今でこそハンセン病は感染力も弱く、治療すれば必ず直る病気だと知られていますが、その当時国は、らい病予防法という法律を作って療養所にとじこめたのです。
戦争が激しくなり、タケシはお母さんを空襲で亡くし、お父さんも戦地で亡くなります。
敵は島の療養所を軍需工場と間違えたのか、激しい攻撃を加え、やけ野原にします。職員は患者を置き去りにして逃げ、生き残った患者たちは、差別によって壕からも追いやられ、劣悪な環境の洞穴などに移り住みます。そんな中、ツルはマラリアにかかり、心配してさがしにきたタケシの腕の中で息を引き取ります。ツルは亡くなってからも、らいで死んだとして差別を受けつづけるのです…。
儀間比呂志さんは沖縄出身の版画家。反戦とハンセン病への差別を訴える力強い版画です。
「ツルとタケシ」儀間比呂志(清風堂書店)2005年9月発行.37p.1500円





