「はなび」秋山とも子(教育画劇)2003年6月発行.32p.27×22㎝.1300円
舞台は新潟県小千谷市片貝町。花火工場では、みんな総出で打ち上げ花火の準備をしてしています。ここのまちの人たちの楽しみは、お祭りで自分の花火をあげること。花火工場で働くあやこさんは、孫の入学祝いと誕生祝いに花火をあげることにしました…。
花火がどんなふうに作られていくのかという、花火大会に向けての準備の様子から、大会当日のにぎわいまでが丁寧に描かれています。
「はなびのはなし」たかとうしょうはち(福音館書店)2005年1月発行.26㎝.880円
花火を作る工程やあの丸い花火玉の中のしくみ。花火大会ではどんな風に打ち上げられているのか…、その舞台裏が、子どもにもわかりやすく書かれています。
「花火の図鑑」泉谷玄作(ポプラ社)2007年7月発行.288p.21㎝.1680円
オールカラーで、とっても綺麗な本です。(これで1680円とは、お安いです!)。
花火ができるまでの工程や花火玉の構造、花火の歴史や色の秘密などの解説のページと、いろんな花火の種類を1枚1枚写真にし、解説を加えた図鑑のページとで、構成されています。
パラパラと写真を見るだけでも、日本の花火って、ほんとに綺麗と思うはず!日本の花火は、他の国の花火と比べて、①まるく大きく花ひらく、②単色な外国のものに対して、日本のは光の色が変化する、③大輪の中に、小さな輪(芯)がある、という特長があるそうです。
上記で紹介した秋山ともこさんの「はなび」にも出てくる、新潟県小千谷市の片貝まつりで打ち上げられる“世界一おおきな花火(40号玉)”の写真も掲載されています。
「ねこのはなびや」渡辺有一(フレーベル館)2001年6月発行.32p.27×21㎝.1200円
今夜は海の花火大会。ねこのはなびやのきょうそうだ。しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐみ、どのはなびやが、いちばんきれいかな?
実現したらいいなと思うようなちょうちょやくじら、色とりどりの傘などの夢の変わり花火や、どっかーんと縦に見開き4ページ分の打ち上げ花火。そして、ナイアガラのしかけ花火は、横に広がる見開き4ページ分の大迫力!絵本ならではの楽しさ満載です。
どの花火が好きだったか、読んだ後にもワイワイと楽しめそう!3歳ぐらいから。おすすめです。
「しんちゃんのはなび」新沢としひこ・文 あべ弘士・絵(童心社)1998年7月発行.32p.27×19㎝.1300円
「きょう、花火大会にいくんだよ。ひゅーん どどーん、ひゅーん どどーん」。しんちゃんは大はしゃぎ。あまりはしゃぎすぎて、静かにしなさいと、何度もお母さんに怒られます。
花火大会が始まりました。次々打ちあがる花火に、しんちゃんとお父さん、それに近所の人も一緒になって踊り出します。大きな大きな花火が空いっぱいに広がった時、お母さんが突然大きな声で叫びました。「たーまやー!」
躍動感のあるあべ弘士さんの画。花火大会に行くんだよ!というワクワク感が伝わってくる絵本です。もう何年も前になりますが、中川ひろたかさん+新沢としひこさんのコンサートに行った時、作者の新沢さん自身が読んでくれて、大笑いをしたという思い出の1冊でもあります。
江戸の昔、両国の川開き。たがやのしんさんも身重のおかみさんを連れて、長屋のみんなと花火見物に出かけます。隅田川にかかる両国橋は、花火を見にきた人たちで、大変なにぎわい。花火が始まって間もなく、たがやのおかみさんが橋の上で産気づいてしまいます…。
偶然そこにいた“とりあげばあさん”の機転と、花火見物のひとたちの協力で、一番のよびもの“玉屋の尺玉”が打ちあがったその時、無事に産声が上がります。
江戸の花火大会のにぎわいと、江戸っ子の気風のよさを、川端さんの力強い線が描きます。
ちなみに“たがや”とは、桶や樽の外側にはめてある“たが”が古くなった時に締めたり、つけかえたりする職人さんのことだそうです。