「一音入魂!全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50」富樫鉄火・石本和富・はん堂力也著.2007年10月発行.239p.1700円.河出書房新社
「風之舞」が課題曲だった年なので2004年ですね。所さんの「笑ってコラえて」(日本テレビ)で、普門館を目指す吹奏楽部の高校生たちをシリーズで取り上げてましたね。
この本は、その吹奏楽コンクールの全国大会で、2006年までに演奏された名曲と印象に残った名演を紹介するガイドブックです。演奏回数の多い曲のランキング(取り上げられている曲はこれに基づいていると思われます)、金賞受賞率のランキングもあったりしておもしろいです。
娘は今現役の吹奏楽部員としてがんばっていますが、地区大会を勝ち抜いて県大会に出場することを目標にしているので、普門館など雲のまた上の話…。でも今夏出場した県大会の中で、ここに取り上げられている曲もずいぶん演奏されていましたし、定演などで以前の課題曲を耳にする機会もあります。
音楽は実際にどんな曲なのか聞いてみなくちゃ楽しくない!この本で紹介されている曲は、
吹奏楽専門ミュージックダウンロードサイト【World Windband Web Music Download Store】
で、試聴・購入することができます。
(ちなみに、うちの古いパソコンでは、こちらのサイトからのダウンロードに対応できませんでしたので、2000年~2004年と限られた分しかないのですが、【mora】で購入しました)。
曲を聞きながらまたこの本の曲目紹介を読むのもまたよし…です。
本の帯に推薦文をよせている佐渡裕さんが指揮するシエナ・ウインド・オーケストラのアルバム「ブラスの祭典3」でも、課題曲「高度な技術への指標」「風紋」「ディスコ・キッド」、オリジナル曲として紹介されている「フェスティヴァル・ヴァリエーションズ」の演奏を聞くことができます。
夏にあるのが「コンクール」で、冬にあるのがアンサンブルコンクール、略して「アンコン」。2005年そのアンコンの全国大会で金賞を受賞した熊本盲学校8人の生徒たちの挑戦を描いたノンフィクションです。
「息を聴け」冨田篤(新潮社)2006年4月発行.208p.1300円
熊本在住でフリーの打楽器奏者として活動していた冨田氏。彼のもとに盲学校で打楽器アンサンブルを本格的にやりたいので指導をお願いできないかとの話が舞い込んだ。それから週1回盲学校に通う日々がはじまった。
障害の程度もバラバラ。中には全盲の生徒もいる。スティックの握り方も見せて教えるということができない。楽譜は?出だしの合図は?想像以上の壁が立ちふさがっているようにみえたが、彼らは“耳を使う”ことができるのだと気がついた…。
当初の顧問だった草尾先生と共に、それぞれの長所を見極めて、音楽を通して成長してほしいという願いを込めながら、担当の楽器を決めていく場面が好きでした。
アンサンブルの曲を全国レベルに仕上げていくだけでも大変なのに、打楽器の組み立てや短い時間でのセッティングも全て自分たちの手で行なうなど、ひとつひとつステップアップしていく彼ら。結果がわかっていてもコンクールの結果発表の場面では涙がでました。
夏に「ブラバン甲子園」を出した東京佼成ウインド・オーケストラが、新作CDをリリースしています。
吹奏楽コンクールのための自由曲候補曲を集めたCD。タイトルにもなっている「レッドライン・タンゴ」が一番のウリなんだろうなと思うのですが、私自身は「センチュリア」と「アリランと赤とんぼ」が好きです。
【mora】で試聴・購入できます。