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2009年1月

「虫めづる姫ぎみ」

「虫めづる姫ぎみ」森山京・文 村上豊・絵(ポプラ社)42p.25㎝×26㎝.1200円

“虫めづる姫ぎみ”は、平安時代の短編物語集「堤中納言物語」におさめられている物語の一つを絵本にしたもの。

ある大納言の姫ぎみは、なによりも虫が大好き。その中でも一番のお気に入りは、毛虫。侍女たちはみんな虫を嫌がって、誰もおそばへ近づこうとしません。 そこで姫ぎみは、わんぱくざかりの貧しい男の子たちをよび寄せて、虫をとってこさせたり、虫の名前を聞き出したりして楽しんでいました。

その時代、身分の高い女の人は、まゆ毛を抜いてかきまゆを作り、お歯黒でしたが、姫ぎみは、おしゃれには何も興味がなく、まゆも歯もそのまま。 侍女たちが嘆き、困り果てた両親が意見しても、一向に気になさる様子もありません。

そんな姫ぎみのうわさを耳にした右馬之助という若い公達が、興味を持ち、いくら虫好きでもへびはこわがるにちがいないと、つくりもののへびを届けさせることに…。

“ものごとは原因と結果を見きわめてこそ、おもしろいのです”と、世間の人がどう見ようと、自分の好きなものを追いかけ続ける姫ぎみ。

平安時代の姫さまというと、恋文に一喜一憂し、ロマンスばかりに気をとられているイメージがありましたが、こんなたくましい姫も実際にいたかもしれませんね。

虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ) (日本の物語絵本) Book 虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ) (日本の物語絵本)

著者:村上 豊,森山 京
販売元:ポプラ社
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「マンガ日本の古典 7(堤中納言物語)」坂田靖子・著(中央公論社)1995年8月発行.268p.1300円

「堤中納言物語」をマンガ化したもの。「堤中納言物語」は、作者や編者、編年については、定説がないそうです。

10の短編から成る物語ですが、ひとつひとつの物語には何のつながりもありません。

坂田靖子さんのマンガは、コメディタッチで、ほのぼのとしています。やっぱりこの物語の中では、「虫めづる姫君」が一番おもしろいですね。

なんやかんやという待女に対して、

“気にすることないわ。人生なんてしょせん幻のようなものよ。今、この時代のいいとか悪いとかなどたいしたことじゃないわ”

という姫さまのセリフがいいですね。

単行本で読みましたが、文庫化されているようですね。

堤中納言物語―マンガ日本の古典 #7# 中公文庫 Book 堤中納言物語―マンガ日本の古典 (7) 中公文庫

著者:坂田 靖子
販売元:中央公論新社
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「虫めずる姫の冒険」芝田勝茂・作 小松良佳・絵(あかね書房)2007年10月発行.157p.1100円

平安京の葵祭り。スズメバチの大群が、“斎院”とよばれる賀茂神社の巫女が乗った行列を襲います。

その危機を救った按察使(あぜち)の大納言の娘“虫めずる姫君”は、ハチが斎院を襲った理由を探るため、法隆寺に潜入します…。

変りものというより、明るく元気な姫さまの謎解き&冒険物語となっています。

挿絵を小松良佳さんの絵にしたのが当たりかな。時代ものを身近なものとして読めることに貢献していると思います。小学校中学年くらいの女の子がターゲットの本でしょう。

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「ゆきのひのたんじょうび」

ゆきのひの たんじょうび (至光社国際版絵本) Book ゆきのひの たんじょうび (至光社国際版絵本)

著者:岩崎 ちひろ
販売元:至光社
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「ゆきのひのたんじょうび」岩崎ちひろ・文・絵 武市八十雄・案(至光社)2004年.1200円

ちいちゃんは、お友だちの誕生会で、間違えてローソクを吹き消してしまいました。そのことをはやし立てられ、誰とも遊びたくないと外へ飛び出します。

次の日は、ちいちゃんの誕生日。なんにもいらない、誰にも来て欲しくないと、すねるちいちゃんでしたが、本当は一つだけ願いごとがありました。

それは、ちいちゃんが生まれた日と同じように、雪が降りますようにということでした…。

悲しかったり嬉しかったりと、コロコロと変わるちいちゃんの気持ちと表情が、描かれていきます。

以前、ちひろ美術館の副館長・松本由理子さんの講演を聞きに行った時、参加者全員に好きなポストカードをいただいたのですが、その時に私が選んだのが、この表紙の絵でした。

まんまる顔に赤いほっぺの女の子が、娘の小さい頃にそっくり…と思ったからなんですが、お話の中で、“ちひろの描く絵は、うちの子に、うちの孫に似てると、みなさんおっしゃるんですよ”というお話をされていて、同じことを思ったのは私だけじゃないんだなと思ったことがありました。

雪の日のたんじょう日 Book 雪の日のたんじょう日

著者:ヘレン・ケイ,バーバラ・クーニー,あんどう のりこ
販売元:長崎出版
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「雪の日のたんじょう日」ヘレン・ケイ作 バーバラ・クーニー絵 あんどうのりこ訳(長崎出版)46p.22㎝.1500円

自分の誕生日に雪が降れば、友だちと雪合戦もできるし、そり遊びもできる。雪が降ってほしいと、一生懸命願っていたスティーブ。

その誕生日の前の日、楽しみにしていた雪が降ってきましたが、大雪になってしまい、おばあちゃんや友だちたちも、誕生会に来れそうにありません。

スティーブががっかりしていると、雪で車がスリップして、立ち往生した親子がやってきます…。

こちらは、絵本ではなくて読みものになります。

雪が連れてきてくれた新しい友だちと、嬉しいサプライズ!

バーバラ・クーニーの美しい絵とともに、あったかい物語になっています。

雪の上に“雪の天使”をつくったり、雪の結晶の切り紙をしたりと、雪の日ならではの外遊びや家の中での遊びも、たくさんちりばめられていますよ。

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足跡化石「恐竜と歩こう!」

「恐竜と歩こう!-足跡化石の発掘と研究」石垣忍・著(童心社)2008年6月発行.26×21㎝.40p.1800円

恐竜だって歩いた

そして足跡を残した

その足跡は化石になって残っている…。

北アフリカのモロッコに残っている恐竜の足跡化石から、1億7000万年前に生きていたその恐竜の姿や、生きていた時代の風景を探っていく一冊です。

足跡化石が見つかった地層から、いつの時代のものかがわかり、足跡の形や大きさから、その恐竜の大きさや姿がわかる。歩幅からは歩いた速度がわかり、並んでついている足跡は、集団で歩いていた証拠となるそうです。

足跡化石の調査は、どんな風に行われるのかも説明されています。化石になった足跡からは、指の形でその恐竜がケガをしていることや、恐竜の歩き方まで、いろんなことがわかってくるそうです。

豊富に使われている写真やイラストが、わかりやすさ、読みやすさに一役買っています。本の中の写真から、恐竜の大きな指や爪の跡がはっきりわかりますよ。小学生くらいから読めるでしょう。

恐竜と歩こう!―足跡化石の発掘と研究 Book 恐竜と歩こう!―足跡化石の発掘と研究

著者:友永 たろ,七宮 賢司,石垣 忍
販売元:童心社
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「青春の終わった日」清水眞砂子

青春の終わった日――ひとつの自伝 Book 青春の終わった日――ひとつの自伝

著者:清水眞砂子
販売元:洋泉社
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「青春の終わった日」清水眞砂子(洋泉社)2008年9月発行.238p.1800円

著者は、児童文学翻訳家(「ゲド戦記」シリーズを翻訳)・評論家として活躍されている清水眞砂子さん。彼女が、ご自分の幼少期から中学高校大学を越え、社会に出て5年目に、自分の道を見つけ、青春が終わったと自覚した日までを振り返った本です。

家庭状況から、新天地で子育てと考えたご両親は、北朝鮮に渡り、清水さんはそこで生まれます。戦後の大変な引き揚げ時には、まだ幼く、切れ切れにしか覚えていないということで、ひとまわり年が違うお姉さまに聞いて、その記憶の隙間を埋めています。

八人きょうだいの下から二番目という清水さんは、戦後の貧しい生活で、家族みんな働きづめだったと言いますが、両親やきょうだいから愛情をもらい育っていきます。それでも、はたから見ると優等生だった彼女の心の中では、葛藤を繰り返す思春期だったと言います。

昨年、清水さんの講演を聞く機会に恵まれ、その凛としたお姿がとても素敵で、自分もあんな風に年齢を重ねることができればなぁと、憧れのまなざしでお話を聞かせていただきました。

その時に、この本のことにも触れられて、“私たちは一人でいることをマイナスと考える傾向があるけれど、それは決してマイナスなことではない。一人でいた時間が今の自分をつくりあげてきたと思っている”というお話をされていました。

まさに、その言葉通りの内容です。いつも真摯にものごとに向き合い、自分で考え悩みながら自分の道を見つけてきた一人の女性の青春記になっています。

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「かつら文庫の50年」

かつら文庫の50年 かつら文庫の50年

販売元:楽天ブックス
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「かつら文庫の50年」東京子ども図書館・編(東京子ども図書館)2008年10月発行.87p.1000円

2008年3月5日、有楽町の朝日ホールで開かれた、かつら文庫50周年記念の集いの報告集。

かつら文庫は、1958年石井さんの荻窪の自宅から始まった小さな子ども図書室。かつら文庫が開いてから7年間の記録は、石井さんの手によって『子どもの図書館』(岩波新書)にまとめられ、全国に広がっていった家庭文庫のお手本となるような存在になっていったといいます。かつら文庫は、その後、他の三つの文庫と合体して㈶東京子ども図書館として法人化されます。

かつてかつら文庫に通っていた子どもたち(その中には阿川佐和子さんもいらして、一緒に通っていたお兄さんと楽しい対談をされています)や、文庫の歴代の「おねえさん」たちが、かつら文庫の思い出についてお話をされています。第二部の松岡享子さんの講演では、戦前各地に存在した子ども文庫の歴史にも触れています。

印象に残ったのは、かつら文庫は友だちとの遊びの場ではなく、子どもが本と出合う場であったこと。そして、そこには、本の道案内となるような、その子に合わせて上手に本を薦めてくれる文庫のおねえさんがいたこと。

アットホームな会の様子が伝わってくる報告集でした。

石井桃子さんは当日出席できず、集いからひと月後の4月2日に101歳で亡くなりましたが、かつら文庫はこれからも東京子ども図書館の拠点として継続していくそうです。

かつら文庫に毎年飾られるという、寧楽(なら)びなをモデルにしたお話です。犬養健夫人から、娘の道子さんの持っていたお雛様のひとつをいただいたそうです。

三月ひなのつき (福音館創作童話シリーズ) (福音館創作童話シリーズ) Book 三月ひなのつき (福音館創作童話シリーズ) (福音館創作童話シリーズ)

著者:石井 桃子
販売元:福音館書店
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「三月ひなのつき」石井桃子・作 朝倉摂・絵(福音館書店)1963年12月発行.96p.1400円

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「氷石」久保田香里

氷石 (くもんの児童文学) Book 氷石 (くもんの児童文学)

著者:飯野 和好,久保田 香里
販売元:くもん出版
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「氷石」久保田香里・作 飯野和好・画(くもん出版)2008年1月発行.304p.1500円

天平九年(737年)夏、平城京。14歳の千広の母は、奈良の都で大流行している疫病(天然痘)で死に、父は遣唐使船で唐に渡ったまま帰ってこない。千広は、病よけの小石や木札を売りながら、一人きりで暮らしていた。千広に字を教えくれ、なにかと気にかけてくれた従兄の八尋も、疫病に倒れてしまった。

ある日、市でのいざこざに巻き込まれた千広は、施薬院で働く法師・伊真に助けられ、ケガを負った千広を献身的に世話をする安都の力もあり、元気を取り戻していく…。

唐から戻らない父親に対して、置いていかれたという恨みの気持ちを募らせていた千広。

しかし、施薬院での仕事を手伝い、父とよく行った代書屋の先生との出会いを通して、誰も頼らないと、頑なだった千広の心が、少しずつほぐれていきます。

唐の国で学問を学びたいと、進んで遣唐使船に乗った父。父にあこがれ、いつか父のように大学寮に通うのだと思っていた千広。唐に残り学問を続けている父親の気持ちが少しずつわかるようになり、父を誇りに思う気持ちが、またよみがえってきます。

そして、自分にもその血が流れ、もっと学びたい、学問をしたいという気持ちが沸き起こってくるのです。

宿奈との淡い恋も絡めながら、自分の進む道を見つけていく千広の姿を描いていきます。

おもしろかったです。おすすめ。

その後の彼らをまた読みたいです。ぜひ続編を!!

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牛が登場する絵本

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11)) Book はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11))

著者:マンロー・リーフ,ロバート・ローソン,光吉 夏弥
販売元:岩波書店
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「はなのすきなうし」マンロー・リーフ・文 ロバート・ローソン・絵 光吉夏弥・訳(岩波書店)1954年12月発行.640円

むかし、スペインにフェルジナンドという子牛がいました。フェルジナンドは、他の子牛たちのように、跳んだりはねたり、角でつつきあったりせず、ひとりでコルクの木の下にすわって、静かに花の匂いをかいでいるのが好きでした。

ところがある日、闘牛の牛をさがしにやってきた男たちは、くまんばちにさされて飛び上がり、地面をけちらして暴れているフェルジナンドを見つけ、マドリードへ連れていきます。猛牛というふれこみで闘牛場に出されたフェルジナンドは、大観衆が見守る中、挑発されても闘おうとせず、座り込んで花の匂いをかぎはじめます…。

1936年、第二次世界対戦に突入する頃に描かれたという息の長い絵本。子どもの頃に読んだ方も多いでしょうか。“むかし、すぺいんに、ふぇるじなんどというかわいいこうしがいました”という、表記が全てひらがななのも懐かしい、モノクロの絵本です。

闘牛場でも自分のペースをくずさないフェルジナンドが痛快です。のんびりとした幸せな余韻が残りました。

一人で寂しがっているわけではなく、ぼくはこうしているほうがいいのだというフェルジナンドの気持ちを尊重する母牛がいいですね。

つい、みんなと一緒に遊ぶ、元気でたくましい子ども像を求めがちですが、その子にとっての幸せ、その子の個性を大事にすることを教えられました。

結構文章のボリュームがありますので、小学生くらいから。そして子育て中のお母さんたちに読んでほしい絵本です。

くいしんぼうのはなこさん (日本傑作絵本シリーズ) Book くいしんぼうのはなこさん (日本傑作絵本シリーズ)

著者:いしい ももこ,なかたに ちよこ
販売元:福音館書店
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「くいしんぼうのはなこさん」石井桃子・文 中谷千代子・絵(福音館書店)1965年8月発行.36p.21×24㎝.1000円

あるお百姓の家に、子牛がうまれました。顔の真ん中に、丸い鼻がにゅっと突き出ているので「はなこ」と名付けられ、かわいがられわがままに育ちます。

春が来て、はなこは山の牧場へつれていかれ、大勢の子牛たちといっしょに暮らすことになりました。牛のちゃんばらに勝って、牧場の女王になったはなこは、ますますわがままをつのらせます。

ある日、はなこは、おいもととかぼちゃの山を、ひとりじめにして食べます。次の朝、はなこのからだは、おなかにガスがたまって、アドバルーンのように大きくふくれてしまいました。獣医さんが駆けつけて、太い太い注射針をされてやっと元通りになりました…。

「みんなちょっとおまち!」を連発する女王サマの“はなこ”は、わがままだけど、どこか憎めない存在なんです…。なんとものどかで、ユーモラスなお話。

モーモーまきばのおきゃくさま (世界の新しい絵本) Book モーモーまきばのおきゃくさま (世界の新しい絵本)

著者:マリー=ホール=エッツ,やまのうち きよこ
販売元:偕成社
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「モーモーまきばのおきゃくさま」マリー=ホール=エッツ文・絵 山内清子・訳(偕成社)1969年8月発行.31p.26×22㎝.1400円

春の牧場で草を食べていた牛は、「なんておいしい草なんでしょう。だれかにごちそうしてあげたいわ」と動物たちを招きます。

みんなで歌い踊り、鬼ごっこをした後、おいしい草をごちそうしようとしますが、犬も猫も豚もめんどりも好まずに帰ってしまいます。

牛は悲しい気持ちになりますが、「ぼくは好きだよ」と馬とやぎと羊の子が残ります。

おともだちになった馬とやぎと羊の子は、それから夏が過ぎるまで、モーモーまきばのおきゃくとなり、毎日仲良く草を食べました…。

柔らかいピンク色の春らしい絵本です。

気の合う友人を得ることができたことは、なんとうれしいことか。のんびりと幸せそうな顔で草を食べている彼らの顔をみていると、こちらまで幸せな気持ちになります。

わらのうし―ウクライナの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) Book わらのうし―ウクライナの昔話 (世界傑作絵本シリーズ)

著者:ワレンチン ゴルディチューク,内田 莉莎子
販売元:福音館書店
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「わらのうし」内田莉莎子・文 ワレンチン・ゴルディチューク絵(福音館書店)1998年9月発行.32p.29×31㎝.1400円

ウクライナの昔話。くりかえしの手法が使われています。

あるところに貧しい老夫婦が住んでいました。ある日、おばあさんが「わらでうしをつくっとくれ。横っ腹にタールをぬっとくれ」と、おじいさんに頼みます。

翌朝、おばあさんは、横っ腹にたっぷりとタール(さび止めや防腐剤として使われる、粘り気のあるべとべとした黒い液体)を塗ったわらのうしを連れて丘に登ります。

「わらのうし わらのうし よこっぱらタールの わらのうし。おいしいごちそう たっぷり おたべ」

そして、わらのうしの横っ腹タールにくっついて離れなくなったくまと、おおかみと、きつねを捕まえます。

捕まえた動物たちを毛皮にするというおじいさんに、逃がしてくれたら、くまはハチミツを、おおかみは羊を、きつねはにわとりとあひるとがちょうをもってくることを約束します…。

わらのうしによって、老夫婦に幸せがもたされるというお話。おじいさんとおばあさんの知恵ですね。

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絵本「あけましておめでとう」

あけましておめでとう (ピーマン村の絵本たち) Book あけましておめでとう (ピーマン村の絵本たち)

著者:村上 康成,中川 ひろたか
販売元:童心社
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「あけましておめでとう」中川ひろたか・文 村上康成・絵(童心社)1999年10月発行.32p.21×22㎝.1300円

きょうは おしょうがつ

いちねんの はじまりの ひ

いつもとちがう あたらしい きもち

だから あけましておめでとう

今年も家族みんな健康でいい年でありますように…。

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