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2008年11月

「天山の巫女ソニン (1)」菅野雪虫

天山の巫女ソニン 1 黄金の燕 Book 天山の巫女ソニン 1 金の燕

著者:菅野 雪虫
販売元:講談社
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「天山の巫女ソニン 1.黄金の燕」菅野雪虫(講談社)2006年6月発行.255p.1400円

生後間もなく巫女として見こまれ、天山に連れて行かれたソニン。しかし、12才の時に才能がないと言われ、下界に下ろされます。

里に帰ったソニンは、両親や姉に温かく受け入れられ、友だちもできますが、戻ったのもつかの間、沙維の国の末の王子・イウォルの待女として、お城に召されることに。そして、王宮内の陰謀に巻き込まれることになるのです…。

先が気になる、先を読ませる書きかたで、どんどんどんどん読まされて、気がついたら一気読み。おもしろかったです。

主人公のソニンは、先日読んだ「RDG」の泉水子とは、真逆のキャラクター。巫女としての力は足りなかったけれど、腐ることなく、明るく前向きな女の子。

天山という世俗から離れた狭い世界を出て、いろんな人に出会い、人間のいろんな感情に接することになるソニン。彼女は、天山で12年間授かった知識を、大切な人たちの役に立てようとします。ソニンとイウォル王子の今後の関係も楽しみ。

ボリュームはありますが、高学年くらいの女の子におすすめしたい。

作者の雪虫というペンネームは、子どもの頃好きだった雪虫(この虫が飛ぶようになると雪が降る日が近いといわれる)からとったそうです。講談社児童文学新人賞作品。

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「RDG」荻原規子

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ) Book RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者:荻原 規子
販売元:角川グループパブリッシング
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「RDG-レッドデータガール はじめてのお使い」荻原規子(角川書店)2008年7月発行.301p.1600円

荻原規子さんの新シリーズ。カドカワから新創刊されたファンタジーレーベル「銀のさじ」、期待の第一弾作品です。

主人公は、熊野の山奥にある玉倉神社で生まれ育った鈴原泉水子。中学三年生の泉水子は、内気でクラスの中で浮いた存在。ふつうの女の子になりたいのになれないと、思い悩んでいた。

そんな泉水子が、物心がついたころから伸ばしている髪を切った時から、彼女の周りでいろんなことが起きるようになる。

そして父親の友人の相楽雪政が、「おまえの一生は、泉水子につきそうためにある」と言って、突然、泉水子と同年の息子・深行を連れてくる…。

まずは第1巻目。泉水子がどんな系譜に生まれたのか?まだまだ全体像が見えないまま、話は次巻へと続きます。(次巻の舞台は東京へと変わっていくようです)。

自覚しなかった力を持つ泉水子が、これからどう変わっていくのか。そして、敵対関係の相楽親子が、泉水子の持つ大きな力に気が付き、お互いどう出てくるのか。

泉水子と深行、二人の成長物語になっていくのでしょう。いろんな意味で二人の行く末が気になります。

にこやかな人相とは別な顔を持っていると思わせる相楽雪政の曲者ぶりがたまりません…。

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「おじいちゃんのまち」野村たかあき

おじいちゃんのまち (講談社の創作絵本Best Selection) Book おじいちゃんのまち (講談社の創作絵本Best Selection)

著者:野村 たかあき
販売元:講談社
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「おじいちゃんのまち」野村たかあき・作・絵(講談社)新装版2005年9月発行.32p.25㎝.1800円

ぼくのおじいちゃんは、隣町で一人暮らしをしています。お母さんが心配して、“一人で大変ですから、私たちの家にきて下さいね”と言っても、“わしはここで暮らすでいいよ”と言います。どうしてぼくたちの所に来て、一緒に暮らさないだろう。寂しくないのかな…。

ぼくは、おじいちゃんから誘われて、二人で銭湯に行くことに…。その道々、おじいちゃんが、町の人たちから次々と声をかけられ、楽しそうにふれあう姿を目にします。住み慣れた町で、声を掛け合いながら暮らしている…。おじいちゃんは一人で暮らしているけれど、一人ぼっちじゃないんだと気づくのです。

野村たかあきさんの木版画と手書きの字も、あったかい。第13回絵本にっぽん賞受賞作品です。

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豆の絵本

「ピーナッツなんきんまめらっかせい」こうやすすむ・文 中島睦子・絵(福音館書店)1993年9月発行.780円

かがくのとも傑作集。

ピーナッツ、なんきん豆、落花生…。呼び方は違うけれど、みんな同じ一つの豆。落花生の殻を割ったら、なんきん豆。なんきん豆の茶色のうすかわをむいたら、ピーナッツ。

実は、先日テレビで落花生の収穫の模様を見て、落花生って土の中で出来るんだと、初めて知りました…。

生の落花生を土の中に埋めると、そこから根が出て、芽を出し、小さな黄色い花を咲かせる。花の根元から伸びてきたもの(子房柄)が、また土の中にもぐって、落花生ができる。

落花生ができる過程と収穫が、子どもにもわかりやすく説明されている絵本です。親子でどうぞ。

だいず えだまめ まめもやし (かがくのとも特製版) Book だいず えだまめ まめもやし (かがくのとも特製版)

著者:なかじま むつこ,こうや すすむ
販売元:福音館書店
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「だいずえだまめまめもやし」こうやすすむ・文 なかじまむつこ・絵(福音館書店)2004年5月発行.28p.26×23㎝.838円

上記の「ピーナッツなんきんまめらっかせい」と同じ作者によるものです。こちらは、“大豆”に焦点をあてたもの。

大豆、枝豆、豆もやし。育て方や収穫の時期が違うけれど、元は一つの同じダイズなんです。

芽が出て花が咲き、出来たサヤがまだ緑のうちに食べるのが枝豆。充分実ったサヤからでてくのが大豆。暗い所で育てて、芽を出した時に食べるのが豆もやし。 

それぞれの豆ができる過程と、それを使った料理がストーリー形式で紹介されています。

こちらの絵本では、貼り絵の手法が使われているんですが、豆の成長過程の絵がおおざっぱなのが少し残念でした。

しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本) Book しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)

著者:星川 ひろ子,星川 治雄,小泉 武夫
販売元:ポプラ社
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「しょうたとなっとう」星川ひろ子・星川治雄・写真・文 小泉武夫・原案・監修(ポプラ社)2003年11月発行.36p.21㎝.

 だいず みそ・しょうゆ だいず みそ・しょうゆ
販売元:セブンアンドワイ
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「だいず」平春枝・指導 山本明義・写真(フレーベル館)2007年10月発行.28p.27×21㎝.1000円

みそとしょうゆも、大豆からできるんです。みそができるまで、しょうゆができるまでを、写真で紹介しています。

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