「神さまの森、伊勢」今森光彦
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神さまの森、伊勢 著者:今森 光彦 |
「神さまの森、伊勢」今森光彦(小学館)2008年7月発行.32p.1600円
伊勢神宮の内部を撮影したものかと思って手にとってみたら、神宮をとりまく森の写真絵本でした。(そういやタイトルにちゃんとそう書いてありますよね)。
伊勢の森は、伊勢神宮が誕生してから2000年もの間、神様の森として守られてきたもの。ふだんは人が入れないところですが、特別に撮影許可をもらって、2年間に渡って撮影されたものです。
カシやシイなど冬でも葉が落ちない照葉樹の森の中で、どうして針葉樹のヒノキがあるのだろう。そして、森にはたくさんの木があるのに、どうしてヒノキを育てる必要があるのだろう…。今森さんは、そんな疑問を持ったといいます。
20年ごとに建てかえられている伊勢神宮の社は、すべてこの森の中のヒノキでまかなわれてきました。けれども、江戸時代むやみに伐採されたことで、野生のヒノキが育たなくなってしまったことがあったそうです。社の柱に使うような太くて強いヒノキにするには、ヒノキだけをまとめて植えたところでは上手くいかず、カシやシイにまじってゆっくり大きくしていくことが必要なんだそうです。そのために、長い年月をかけて森づくりをしている人たちがいるそうです。
どこまでも続く深い森と、そこにすむシカなどの生き物たち…。その全てが、神々しく感じられました。
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