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2007年8月

食育の絵本(2)

鯨を捕る Book 鯨を捕る

著者:市原 基
販売元:偕成社
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「鯨を捕る」市原基・写真・文(偕成社)2006年7月.64p.27×23㎝.1800円

1982年、南氷洋(南極海)。3ヶ月間、捕鯨船に同乗取材した写真家の記録です。

捕鯨船に同乗取材してから24年、そして商業捕鯨の一時停止から20年がすぎました。今いちど「捕鯨」とは何なのかということを伝えておきたいと思い、この本をつくることにしました。(あとがきより)

この本で追いかけているような南氷洋での商業捕鯨は中止され、現在は年間500頭ほどの調査捕鯨と、日本沿岸での小型の鯨の捕鯨を行なっているそうです。

鯨を追う男たちと鯨との格闘、一片の肉も無駄にしない甲板の上での解剖など、熟練とチームワークを要する作業の様子が、迫力ある写真から伝わってきます。

(個人的には、昔、給食で出た鯨の竜田揚げも、魚屋さんで売られていた真っ赤な鯨ベーコンも苦手だったのですが…。)日本では縄文時代から食べられていたいう伝統ある鯨食文化と、捕鯨に対する認識というものを今一度考えされられる1冊。高学年くらいから、大人まで。

しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本) Book しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)

著者:星川 ひろ子,星川 治雄,小泉 武夫
販売元:ポプラ社
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「しょうたとなっとう」星川ひろ子・星川治雄・写真・文 小泉武夫・原案・監修(ポプラ社)2003年11月発行.36p.21㎝

納豆がどのようにできているのかがわかります。

「カレーライスがやってきた」(たくさんのふしぎ傑作集)森枝卓士・文・写真(福音館書店)1992年10月発行.40p.26×20㎝

日本のカレーライスの歴史を紐解く1冊。

“カエル、エビ、タイ、ハマグリ、ネギ、ショウガ、ニンニク、バター、カレー粉、塩、小麦粉”。さて、この材料で作られた料理とは?? 答えは、明治時代に日本に入ってきた最初のカレーなんだそうです。(「西洋料理指南」より)

ではこのカエルカレーは、どこから伝わってきたのでしょうか?インドを訪ねてみると、インドにはカレー粉というものがないということがわかります。インドのカレーはどんなものなのか?そしてカレー粉のふるさとはどこなのかと調べていくと、昔、インドを植民地としていたイギリスの存在にぶつかります。

スパイスを混ぜ合わせてカレーを作ることに慣れないイギリスの人たちのために、簡単にできるカレー粉というものが考え出されたということです。インドのカレーがそのままの形でイギリスで作られたわけではなく、それまであった肉や野菜の煮込んだものに小麦粉でとろみをつけた料理にカレー粉を加えるというイギリス式のカレーができたそうです。そのイギリス式のカレーが、明治時代、西洋からいろんなものを取り入れようとした日本に入ってきたということです。

日本で最初に作られたカレーでは、なぜカエルが使われたのか?なぜじゃがいもやにんじんが入っていなかったのか?の疑問にも答えていますよ。

使われている写真は少し古びていますが、中身はわかりやすくおもしろいです。

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大崎梢「配達あかずきん」

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア) Book 配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

著者:大崎 梢
販売元:東京創元社
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「配達あかずきん」大崎梢(東京創元社)2006年5月発行.238p.1500円

本屋の謎は、本屋が解かなきゃ

駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかりものの書店員杏子と、不器用だけど頭の切れるアルバイト多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組む連作短編集。

書店を舞台とした日常の謎ミステリ。“成風堂書店事件メモ”シリーズの第1作目です。(現在、二作目「晩夏に捧ぐ」、三作目「サイン会はいかが?」まで出版されています)。

書店での日常や裏話などがふんだんに盛り込まれていて、とてもおもしろく読みました。畑違いですが、私自身似たような仕事をしているので、“タイトルは忘れたんですけど…”とか“テレビ(又は新聞)で見たんですけど”という問い合わせから本を探すことも多く、あるあるある!!と、うなずきながら読みました。

短編それぞれは切ない気持ちを残したりもするものもあるのですが、お客様への対応など、杏子の仕事ぶりがとても気持ちがよく、それが作品全体の爽快感にもつながっているような気がしました。

巻末に、実際に書店で働く女性店員の座談会も掲載されています。

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絵本「忘れても好きだよおばあちゃん!」

忘れても好きだよ おばあちゃん! (あかね・新えほんシリーズ) Book 忘れても好きだよ おばあちゃん! (あかね・新えほんシリーズ)

著者:フェレーナ バルハウス,ダグマー・H. ミュラー
販売元:あかね書房
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「忘れても好きだよおばあちゃん!」ダグマー・H・ミュラー作 フェレーナ・バルハウス絵 ささきたづこ訳(あかね書房)2006年10月.25p.30㎝.1400円

わたしのおばあちゃんは、なんでもすぐに忘れてしまいます。コーヒーの入れ方も洗濯機の使い方も。それは、アルツハイマーという病気だからです。

アルツハイマーとは、どんな病気なのか?おばあちゃんがどんな時に不安になるのか?おばあちゃんはどんなことを喜び、わたし(語り手となる孫の女の子)は、どんなことをしてあげられるのか?

決して説明調ではなく、ストーリーの中にうまくとけこんで、おばあちゃんの病気への理解が深まるようになっています。特におばあちゃんの人生を一本の木にたとえて、おかあさんが主人公の女の子にするお話はわかりやすいです。

高学年くらいから。

たたみの部屋の写真展 Book たたみの部屋の写真展

著者:朝比奈 蓉子
販売元:偕成社
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「たたみの部屋の写真展」朝比奈蓉子(偕成社)198p.1200円

中学に入ったばかりのタモツとユウイチ。ふたりは空家の庭をかくれ家に決めたが、突然、家主のおばあさんとその娘が帰ってきた。

「とおる…、おまえかい?」

タモツは認知症であるおばあさんに、亡くなった息子と思いこまれ、夏休みの間、この家に通うことになる…。

はじめて老いと向き合った少年の、ひと夏の成長が描かれます。

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絵本「はやくあいたいな」

はやくあいたいな Book はやくあいたいな

著者:五味 太郎
販売元:絵本館
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「はやくあいたいな」五味太郎(絵本館)1979年8月発行.32p.20×27㎝.1200円

よおちゃんは、丘の上に住むおばあちゃんに急に会いたくなって、出かけました。ところがそのおばあちゃんも、急によおちゃんに会いたくなって出かけました。何度もすれ違う二人は、無事会うことができるのでしょうか?

すれちがう度にどんどんどんどん気持ちが高まって、絵本の中のスピード感も増してきます。「ヤッホウ!おばあーちゃん!」「ヤッホウ!よおーちゃん!」。会えた喜びを体いっぱいであらわす二人がほほえましいです。表紙の絵の二人もいい顔してるでしょ!

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防災の絵本

あっ!じしん Book あっ!じしん

著者:鈴木 まもる,金子 章
販売元:学習研究社
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「あっ!じしん」金子章・文 鈴木まもる・絵(学習研究社)2004年12月発行.33p.1000円

地震はどうして起きるのか。大きな地震がきたら、どうなってしまうのか。そして、その時のためにできることや用意しておくもの。実際に地震が起きたらどうすればいいのかなど…防災対策について書かれたものです。

本を見ながら、子どもと一緒に話し合い、確認しながら読みたい絵本です。

津波!!命を救った稲むらの火 Book 津波!!命を救った稲むらの火

著者:高村 忠範,小泉 八雲
販売元:汐文社
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「津波!!命を救った稲むらの火」小泉八雲・原作 高村忠範・文・絵(汐文社)2005年4月発行.1400円

江戸時代、和歌山藩の浜口五兵衛が、高台にある自分の田んぼに火をつけ、村の人々に津波がきたことを知らせたという実話を元にした絵本です。巻末の解説によると、浜口五兵衛のモデルとなった浜口儀兵衛は、津波の被害を受けた人々のために、私財をなげうって、にぎりめしの炊き出しや仮設住宅の建設をしたそうです。

この「稲むらの火」は有名なんですね。紙芝居や学習まんがになっていたりと、様々な形で出版されています。

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酒井駒子「赤い蝋燭と人魚」

赤い蝋燭と人魚 Book 赤い蝋燭と人魚

著者:酒井 駒子,小川 未明
販売元:偕成社
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「赤い蝋燭と人魚」小川未明・文 酒井駒子・絵(偕成社)2002年1月発行.48p.19×19㎝.1400円

小川未明の悲しい(子ども心には怖い話なのかもしれません)お話の世界を、酒井駒子さんが見事に描ききった本と言えるのではないでしょうか。素晴らしい!!

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世界の絵本(インド)

ながいながいかみのおひめさま (アジア・アフリカ絵本シリーズ―インド) Book ながいながいかみのおひめさま (アジア・アフリカ絵本シリーズ―インド)

著者:ヴァンダナー ビシュト,コーミラー ラーオーテ
販売元:アートン
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「ながいながいかみのおひめさま」コーミラー・ラーオーテ文 ヴァンダナー・ビシュット絵 木坂涼訳(アートン)2006年2月発行.1500円

昔、あるところに長い長い黒髪のパリニータというおひめさまがいました。パリニータの髪はそれはそれは見事で、お城の一番高い部屋の窓から地面にとどくほどでした。18歳の誕生日の前の日、お城ではお祝いのパーティが開かれ、王様はパリニータをお客の一人と結婚させようとします。まだ結婚をしたくなかったパリニータは、秘密の通路を抜けて、お城の外へと逃げ出します…。

初めて外の世界へと踏み出したパリニータは、困っている人や動物に自分の髪を分け与えます。やがて、きれいさっぱりと髪がなくなると(その姿がすごい!)、山の奥深くへと姿を消しました。おひめさまの気配(歌声)だけが、いつまでも残るのです。

ふだんあまり目にすることのない国の絵は新鮮でした。細い線で描かれた絵、鮮やかな色使いが、インドを感じさせます。

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DVD「父親たちの星条旗」

父親たちの星条旗 DVD 父親たちの星条旗

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/08/10
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日米最大の激戦地といわれた硫黄島の戦いで、米軍が擂鉢山の山頂に掲げた星条旗。この世界的に有名な写真に写っていた6人の兵士のうち、3人はその後の戦闘で命を落とし、生き残った3人の兵士たちは、一躍ヒーローとして祖国に凱旋帰国、米軍の戦争資金(国債キャンペーン)に利用されていく…。

硫黄島の戦争シーンと、帰国してからの彼らの生活を交錯させながら物語は進んでいきます。

淡々とした静かな映画でしたが、メッセージはしっかりと伝わってきました。利用するものと利用されるものの構造。利用されていることに無自覚でも自覚していても、その大きな力には、なすすべもないことに、たまらない気持ちになりました。

原作は、ジェイムズ・ブラッドリーのノンフィクション「硫黄島の星条旗」。彼の父親のジョン・ブラッドリーは、衛生兵として硫黄島で戦い、星条旗を立てようとしている6人の中の1人で、生還しています。「硫黄島の星条旗」は、父親の死後、硫黄島の戦いについて調べて書いたものなんだそうです。

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重松清「青い鳥」

青い鳥 Book 青い鳥

著者:重松 清
販売元:新潮社
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「青い鳥」重松清(新潮社)2007年7月発行.325p.1600円

先生はうまくしゃべれない。だから、“たいせつなこと”しか言わない…。

村内先生は中学校の国語の非常勤講師。吃音を持つ村内先生の一番大切な仕事は、「そばにいること」と「ひとりぼっちじゃない」と伝えること…。

8編から成る連作短編集。

現実はきっと、こんなにはうまくいかないと思うけれど、それでもこうあってほしいなぁ、こういう役割の先生が必要としている子どもたちのそばにいてほしいなぁと強く思いました。よかった、とても。おすすめです。

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エッセイ「よろしく青空」

よろしく青空 Book よろしく青空

著者:中野 翠
販売元:毎日新聞社
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「よろしく青空」中野翠(毎日新聞社)2006年12月発行.1238円

2005年11月~2006年11月までの「サンデー毎日」に連載したコラムをまとめたもの。今年は読むのが遅くなってしまったけれど、毎年年末に出るのを楽しみにしています。

誰のエッセイが好きかというのは、おこがましいけれど、作家との相性だよねと思います。文中で、私がもう一人かかさずに読む星野博美さんのエッセイ、「銭湯の女神」について好きだと書かれていたのを読んで、嬉しくなりました。

2006年は久世光彦さんが亡くなった年だったんですね。中野さんは、久世さんと親交があったようで、幾度となく触れられています。そして、荒川静香さんの金メダル、早稲田実業の斉藤君…と、“人”で時代を感じながら読みました。

読んでいると、むしょうに映画(DVD)が見たくなります。あれもこれもと見落としている…というか、全然見ていないのが発覚したので、忘れないようにメモ。

「ミリオンダラー・ベイビー」「Ray」「サイドウェイ」「イン・ハー・シューズ」「シンデレラマン」「プライドと偏見」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」「プルートで朝食を」「ブラック・ダリア」「ストロベリーショートケイクス」

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「ブラバン!甲子園」

夏の甲子園、毎日熱戦が続いていますが、アルプススタンドに鳴りひびく応援歌ばかりを集めた、このようなCDが発売されています。

ブラバン!甲子園 Music ブラバン!甲子園

アーティスト:東京佼成ウインドオーケストラ
販売元:UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)
発売日:2007/06/27
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「ポパイ・ザ・サーラーマン」「コンバットマーチ」「狙いうち」など、きっと誰もが一度は耳にしたことのある曲ばかり。かけ声やメガホンをたたく音も入っていて、臨場感もたっぷり。聞いていると気分が高揚してきます。思わず“かっとばせー、○○○”と合いの手を入れたくなります。「栄光は君に輝く」からはじまり、1回のファンファーレ、9回の終了のサイレン、そして“延長”としてメドレーが入っていたりと、構成も工夫されています。

短いフレーズの曲がたくさん入っています(パターンは同じなので)。演奏をしている東京佼成ウインドオーケストラは、全国の吹奏楽少年少女たちにとって絶対的存在として君臨している…という文章を本で読んだことがありますが(「200CD吹奏楽名曲・名演 魅惑のブラバン」立風書房)、吹奏楽部が練習する時のお手本にも使えそうです。

こちらから、試聴できます。

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食育の絵本(1)

たべたものはどうなるの (ワクワク絵本シリーズ―たのしくたべよう) Book たべたものはどうなるの (ワクワク絵本シリーズ―たのしくたべよう)

著者:香川 芳子,田代 卓
販売元:女子栄養大学出版部
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「たべたものはどうなるの」(ワクワク絵本シリーズ たのしくたべよう①)香川芳子・監修 田代卓・絵(女子栄養大学出版部)1997年6月発行.900円

たべたものはおなかにはいる だいじなものはもらっておいて いらないものはそとへすてる

だいじなものってどうなるの にくやほねやちになる

からだをうごかすちからになったり ねつにもなる

ねているだけでもおなかはすくし たべないとげんきがでなくなっちゃうよ

シンプルでわかりやすい絵と言葉で、“食べることの意味”を伝えます。巻末に“おかあさんへ”という詳しい解説のページが設けられています。

さかなださかなだ Book さかなださかなだ

著者:長野 ヒデ子
販売元:偕成社
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「さかなださかなだ」長野ヒデ子(偕成社)2006年4月発行.32p.26×22㎝.1000円

ハンバーグに、鶏のからあげ…。子どもたちはお肉が大好きですが、おさかなだっておいしいよ!

今日はみんなでお料理をする日。保育園に大きなおさかなが届いたよ。大きな大きなおさかなにみんな大騒ぎ。さあ、どうやって食べる?

ジュウジュウとまるごと焼いて、おなかいっぱい食べた後には、ほねほねおどりに絵を描いて、さかな1匹味わいつくします。

園児一人一人の表情と反応が描き込まれていて、にぎやかで楽しい絵本に仕上がっています。余談ですが、長野さんの絵には、どこかに必ずネコが描かれてますよね。

いただきまーす! (エルくらぶ) Book いただきまーす! (エルくらぶ)

著者:荒井 良二,二宮 由紀子
販売元:解放出版社
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「いただきまーす!」二宮由紀子文 荒井良二絵(解放出版社)2003年12月発行.1600円

「いただきまーす!」。食卓には、ハンバーグに、じゃがいも、にんじん、目玉焼き…。

ちょっと待って!そのお皿の上のものはなんでできている?そして、それが出来上がるまではどんな人たちが関わってるの?

じゃがいもやにんじんは土の中から掘り出してくれる人がいるし、牛を解体してお肉の形にしてくれる人がいる。

かわいそう?でも、にわとりだって虫を食べるし、虫だって牛だって草を食べる。草やじゃがいもやにんじんは土の中の栄養を食べる。みんな何かを食べて毎日を生きている。

食べ物をつくる人も売る人もお料理をする人も毎日一生懸命つくっている。

だから、“いただきます”は、命を頂くことへの感謝と、その食べ物に関わった全ての人に感謝する言葉なのです。

きみの家にも牛がいる (エルくらぶ) Book きみの家にも牛がいる (エルくらぶ)

著者:中川 洋典,小森 香折
販売元:解放出版社
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「きみの家にも牛がいる」小森香折・作 中川洋典・絵(エルくらぶ)2005年10月発行.32p.31cm.2000円

きみの家にも牛がいる…。それは、牛乳・牛肉はもちろん、革製品や皮からとれたコラーゲンやゼラチンなどが加工され、いろいろな食品に使われているからです。牛は、飼っていなくても、私たちの生活の身近にあるのです。

牛がどのように解体され、どんなものに加工されているのかを紹介した絵本です。小学校4年生くらいから。

いわしくん いわしくん
販売元:セブンアンドワイ
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「いわしくん」菅原たくや(文化出版局)1993年11月発行.24p.26×18㎝.1262円

日本の海でうまれたいわしが、漁船に捕まり、港にはこばれ、パックにつめられ、ならべられ、うられた。かわれて、やかれて、たべられた。ぼくの肉は、人のからだの一部になった。そしてぼくは学校へいった。その日はプールだった。ぼくはおよいだ…。

簡潔な言葉と遠目のきく画で、“いのちをいただく”ということは、どういうことなのかをわかりやすく教えてくれます。食育の絵本として、イチオシです。小学生くらいから。

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絵本「ローザ」

ローザ Book ローザ

著者:ニッキ・ジョヴァンニ
販売元:光村教育図書
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「ローザ」ニッキ・ジョヴァンニ文 グライアン・コリアー絵 さくまゆみこ訳(光村教育図書)2007年5月発行.33p.29×23㎝.1700円

1955年アメリカ南部のアラバマ州モンゴメリー。一人の黒人女性の静かな決断が、アメリカの歴史を変えるのです…。

ローザ・パークスは、仕事が終わり家に帰るため市バスに乗りました。その頃のバスは、前に白人、後ろに黒人が座ることになっていました。そして中間にある席にはどちらが座ってもいいはずでした。

黒人の席は満員でした。でも中間の部分にはまだあいた席があって、ローザはそこに腰をおろしました。その時「席を白人にゆずりなさい」と怒鳴るバスの運転手の声が聞こえてきました。

黒人たちが不平等なあつかいを受けることにうんざりしていたローザは、なにかあった時は受けて立つ覚悟ができていました。「ノー」と言ってそこに座りつづけたローザは、警察に逮捕されてしまいます…。

ローザの行為をきっかけとして、黒人たちは平等の権利を得るために、闘う決意を固めます。不正を正すみんなの声の代表者として、キング牧師が選ばれました。

キング牧師は言いました。「バスにはのらないことにしましょう。当然のことが水のように流れ出し、正義が大きな川となるまで。わたしたちは歩くことにしましょう」…。

それから一年、人々は歩きつづけます。モンゴメリーの市民たちが歩きつづけられるように、国じゅうから靴やコートやお金が送られてきたそうです。

やがて最高裁判所は、バスの席を人種によって分けることは違法だという判決を下します。ローザがノーと言ったことが、周りの人々に勇気を与え団結する力となったのです。

コラージュを用いたノンフクション絵本。中学生ぐらいから大人まで。

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花火の絵本

はなび Book はなび

著者:秋山 とも子
販売元:教育画劇
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「はなび」秋山とも子(教育画劇)2003年6月発行.32p.27×22㎝.1300円

舞台は新潟県小千谷市片貝町。花火工場では、みんな総出で打ち上げ花火の準備をしてしています。ここのまちの人たちの楽しみは、お祭りで自分の花火をあげること。花火工場で働くあやこさんは、孫の入学祝いと誕生祝いに花火をあげることにしました…。

花火がどんなふうに作られていくのかという、花火大会に向けての準備の様子から、大会当日のにぎわいまでが丁寧に描かれています。

はなびのはなし (かがくのとも傑作集 わくわくにんげん) Book はなびのはなし (かがくのとも傑作集 わくわくにんげん)

著者:たかとう しょうはち
販売元:福音館書店
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「はなびのはなし」たかとうしょうはち(福音館書店)2005年1月発行.26㎝.880円

花火を作る工程やあの丸い花火玉の中のしくみ。花火大会ではどんな風に打ち上げられているのか…、その舞台裏が、子どもにもわかりやすく書かれています。

花火の図鑑 Book 花火の図鑑

著者:泉谷 玄作
販売元:ポプラ社
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「花火の図鑑」泉谷玄作(ポプラ社)2007年7月発行.288p.21㎝.1680円

オールカラーで、とっても綺麗な本です。(これで1680円とは、お安いです!)。

花火ができるまでの工程や花火玉の構造、花火の歴史や色の秘密などの解説のページと、いろんな花火の種類を1枚1枚写真にし、解説を加えた図鑑のページとで、構成されています。

パラパラと写真を見るだけでも、日本の花火って、ほんとに綺麗と思うはず!日本の花火は、他の国の花火と比べて、①まるく大きく花ひらく、②単色な外国のものに対して、日本のは光の色が変化する、③大輪の中に、小さな輪(芯)がある、という特長があるそうです。

上記で紹介した秋山ともこさんの「はなび」にも出てくる、新潟県小千谷市の片貝まつりで打ち上げられる“世界一おおきな花火(40号玉)”の写真も掲載されています。

 ねこのはなびや ねこのはなびや
販売元:セブンアンドワイ
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「ねこのはなびや」渡辺有一(フレーベル館)2001年6月発行.32p.27×21㎝.1200円

今夜は海の花火大会。ねこのはなびやのきょうそうだ。しろねこぐみ、くろねこぐみ、とらねこぐみ、どのはなびやが、いちばんきれいかな?

実現したらいいなと思うようなちょうちょやくじら、色とりどりの傘などの夢の変わり花火や、どっかーんと縦に見開き4ページ分の打ち上げ花火。そして、ナイアガラのしかけ花火は、横に広がる見開き4ページ分の大迫力!絵本ならではの楽しさ満載です。

どの花火が好きだったか、読んだ後にもワイワイと楽しめそう!3歳ぐらいから。おすすめです。

しんちゃんのはなび (絵本・こどものひろば) Book しんちゃんのはなび (絵本・こどものひろば)

著者:あべ 弘士,新沢 としひこ
販売元:童心社
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「しんちゃんのはなび」新沢としひこ・文 あべ弘士・絵(童心社)1998年7月発行.32p.27×19㎝.1300円

「きょう、花火大会にいくんだよ。ひゅーん どどーん、ひゅーん どどーん」。しんちゃんは大はしゃぎ。あまりはしゃぎすぎて、静かにしなさいと、何度もお母さんに怒られます。

花火大会が始まりました。次々打ちあがる花火に、しんちゃんとお父さん、それに近所の人も一緒になって踊り出します。大きな大きな花火が空いっぱいに広がった時、お母さんが突然大きな声で叫びました。「たーまやー!」

躍動感のあるあべ弘士さんの画。花火大会に行くんだよ!というワクワク感が伝わってくる絵本です。もう何年も前になりますが、中川ひろたかさん+新沢としひこさんのコンサートに行った時、作者の新沢さん自身が読んでくれて、大笑いをしたという思い出の1冊でもあります。

たがや (落語絵本 (10)) Book たがや (落語絵本 (10))

著者:川端 誠
販売元:クレヨンハウス
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江戸の昔、両国の川開き。たがやのしんさんも身重のおかみさんを連れて、長屋のみんなと花火見物に出かけます。隅田川にかかる両国橋は、花火を見にきた人たちで、大変なにぎわい。花火が始まって間もなく、たがやのおかみさんが橋の上で産気づいてしまいます…。

偶然そこにいた“とりあげばあさん”の機転と、花火見物のひとたちの協力で、一番のよびもの“玉屋の尺玉”が打ちあがったその時、無事に産声が上がります。

江戸の花火大会のにぎわいと、江戸っ子の気風のよさを、川端さんの力強い線が描きます。

ちなみに“たがや”とは、桶や樽の外側にはめてある“たが”が古くなった時に締めたり、つけかえたりする職人さんのことだそうです。

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藤堂志津子「桜ハウス」

桜ハウス Book 桜ハウス

著者:藤堂 志津子
販売元:集英社
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「桜ハウス」藤堂志津子(集英社)2006年9月発行.214p.1500円

はじめて藤堂志津子さんの小説を読んだのですが、おもしろかったです。

“桜ハウス”で3年間共同生活を送った蝶子、遠望子、綾音、真咲の4人。7年ぶりに再会した彼女たちの現在と過去…。

“桜ハウス”の家主・蝶子を語り手とした4編から成る連作短編集。

年齢もバラバラ、それぞれの個性も欠点も全部わかっている。それでも頼り頼られ、時にはほっておいて見守る。うまくつきあっていく4人の関係が、うらやましくなります。大人の女性の友情物語です。おすすめ。

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ゾウたちの物語

サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語 (動物感動ノンフィクション) Book サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語 (動物感動ノンフィクション)

著者:キム ファン
販売元:学習研究社
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「サクラ-日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語」キム・ファン(学習研究社)2007年3月発行.130p.22㎝.1200円

日本から韓国へ渡った最初のゾウは、役人を踏み殺し島流しになって死にました。二番目に渡ったゾウは、戦争のために殺されました。サクラは、三番目に日本から韓国へ渡ったゾウなのです…。

サクラは、宝塚ファミリーランドの動物園が閉園になったのをきっかけに、2003年韓国へもらわれていくことになったゾウです。

著者のキム・ファンさんは、日本で生まれて日本で育った在日韓国人。日本と韓国の二つの国のはざまで生きてきたキムさんは、日本から韓国へと渡ったゾウの歴史を紐解いていくうちに、サクラのことが心配でたまらなくなりました。サクラは、今、韓国でどうしているのでしょうか?キムさんは、調べ始めます…。

これまで日本から韓国へと渡ったゾウの悲しい運命、そして桜の木は韓国にとって日本の植民地支配を思い起こす木であるということ…など、知らないことばかりに驚きながら、グイグイと読まされました。

また、キムさんが次々わいてくる疑問に対して、どのような手立てを使ってどんな文献・資料で調べていくのか、その過程が興味深くおもしろかったです。

この本は、第一回子どものための感動ノンフィクション大賞の最優秀作品を受賞しています。小学校四年生くらいから読めるでしょうか。

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本) Book かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

著者:土家 由岐雄
販売元:金の星社
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「かわいそうなぞう」つちやゆきお文 たけべもといちろう絵(金の星社)1970年1月発行.25×18㎝

もしも敵の爆弾が動物園に落ちて、動物たちがおりの外に出れば混乱を引き起こす…。このような理由で軍は動物たちを処分することを命じます。しかたなく毒入りのえさを与えようとしますが、かしこいゾウたちは食べようとしません。芸をすればえさがもらえると思い、やせたからだで芸をはじめるゾウたち…。(この場面は何度読んでも、うるっときてしまいます)。飼育係の人たちは、悩み苦しみました。やがてゾウたちは餓死します…。

あまりにも有名なこの話は、戦時中、上野動物園で実際にあったことをもとにしたものです。

ともだちをたすけたゾウたち (絵本・ほんとうにあった動物のおはなし) Book ともだちをたすけたゾウたち (絵本・ほんとうにあった動物のおはなし)

著者:遠山 繁年,中川 志郎,わしお としこ
販売元:教育画劇
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「ともだちをたすけたゾウたち」わしおとしこ文 遠山繁年絵 中川志郎解説(教育画劇)2002年5月発行.19×26㎝.32p.1200円

こちらの絵本も、東京の多摩動物公園で実際にあったことを絵本にしています。

多摩動物公園にすむゾウのアヌーラが病気になりました。獣医が食べ物に薬を入れて食べさせようとしますが、薬の匂いがするせいか食べません。ゾウはふだん夜には横になってねむりますが、重くて大きな体が立てなくなるのがわかっているせいか、病気の時はずっと立ち続けます。獣医も飼育係のおじさんも、苦しそうにかべによりかかかるアヌーラを見守ることしかできませんでした。

そんなアヌーラを助けたのは、同じ場所で飼育されているタカコとガチャコの2頭のゾウたちでした。

2頭は同時に、そっと病気のアヌーラの左右に立ち、アヌーラが倒れないように自分たちの体で支えたのです。それも1日だけではなく、アヌーラが元気になるまでの2ヶ月近くにわたって、ずっとそばを離れなかったそうです。

仲間を助けるというゾウの行動と知能の高さに驚かされた1冊です。年長さんくらいから読めるかな。

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世界の絵本(アフリカ)

ぼくのだいすきなケニアの村 Book ぼくのだいすきなケニアの村

著者:ケリー・クネイン
販売元:ビーエル出版
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「ぼくのだいすきなケニアの村」ケリー・クネイン文 アナ・フアン絵 小島希里訳(BL出版)2007年4月発行.32p.28×29㎝.1500円

ケニアで暮らすカレンジン人の少年の一日を描いた作品。そこから食べ物や習慣などの暮らしぶりや、そこに共存する動物などがわかるようになっています。

文中に何度も「ホジ?」「カリブ!」という言葉ができますが、ケニアでは、よその人の敷地に入るときに、「ホジ?(だれかいる?)」と声をかけ、それにはきまって「カリブ!(どうぞようこそ)」という歓迎のことばがかえってくるそうです。

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漫画「夕凪の街 桜の国」

夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
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「夕凪の街 桜の町」こうの史代(双葉社)2004年10月発行.103p.A5判.840円

すごくよかったです。出版された時、話題になっていたのは知っていたんですが、早く読めばよかったなぁ…。

広島で被爆した皆実の10年後を描いた「夕凪の街」と、現代を生きる皆実の姪・七波が主人公の「桜の国」、二つの物語から成り立っています。

「夕凪の街」で、生き残ったこと、生きていることに罪悪感を感じている皆実が、切なくてたまりませんでした。原爆のために同じような苦しみを背負ってしまった人たち、その後の人生が大きく変わってしまった人たちが、きっとたくさんいた(いる)んだろうなぁと。

薄い本ですが、忘れてはいけないことが、ぎゅっと詰まっています。

平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治文化賞新生賞受賞作品。韓国、スランス、アメリカ、オーストラリアなど十カ国で翻訳版が出版されているそうです。

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被爆ピアノ

ミサコの被爆ピアノ Book ミサコの被爆ピアノ

著者:松谷 みよ子
販売元:講談社
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ヒロシマの原爆を乗り越えて残ったピアノの物語です。

1945年8月6日、広島の爆心地から1.8kmの地点で被爆した一台のアップライトピアノ。それはミサコの大事なそして大好きなピアノでした。ピアノは、多数のガラス片が突き刺さり無残な姿になりました。

終戦から2日後、ミサコはしんせきの子にねだられて、ピアノをひきました。ピアノの音がながれだした時、ミサコは「ああ、砂漠に水がしみこんでいくようだわ」と思いました。その時です。窓から「なにやってんだ。日本は負けたんだぞ」と石が投げ込まれました…。

それから弾かれることがなくなったピアノは、2005年古いピアノを再生し、施設などに寄付する活動を行っている調教師の矢川さんに託され、よみがえました。そして、現在日本各地でコンサートが開かれているようです。

ヒロシマのピアノ (えほんのもり) Book ヒロシマのピアノ (えほんのもり)

著者:指田 和子
販売元:文研出版
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「ヒロシマのピアノ」指田 和子著 坪谷令子・イラスト(文研出版)2007.7月発行.26 x 21㎝.1680円

こちらの絵本も、同じ被爆ピアノを題材にした絵本です。上記の「ミサコの被爆ピアノ」よりも大判になりますので、集団の読み聞かせなどに使いやすいかもしれません。

巻末に、被爆ピアノについての詳しい解説がついています。被爆ピアノで演奏された曲のCD付きです。

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絵本「シモンのおとしもの」

シモンのおとしもの Book シモンのおとしもの

著者:バーバラ・マクリントック
販売元:あすなろ書房
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「シモンのおとしもの」バーバラ・マクリントック作 福本友美子訳(あすなろ書房)2007年3月発行.33p.1600円

アデールは、弟のシモンを学校へ迎えに行きました。「シモン、きょうはおとしものをしないようにかえろうね」。けれどもその帰り道、シモンは、本、マフラー、てぶくろと次々と落としてしまうのです…。

かこさとしさんの「とこちゃんはどこ」を彷彿とさせます。「とこちゃんはどこ」では、人ごみにまぎれたとこちゃんをさがしますが、こちらはシモンが落としたモノをさがします。(…と思うのですが、ネコの絵とクレヨンがどうしても見つけられませんでした)。緻密に描かれた秋のパリが舞台。「ミッケ!」のようにさがしものの絵本は、子どもたちに人気がありますね。

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北村薫「街の灯」

街の灯 (本格ミステリ・マスターズ) Book 街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)

著者:北村 薫
販売元:文藝春秋
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「街の灯」北村薫(文藝春秋)2003年1月発行.303p.1762円

直木賞候補になった「玻璃の天」が読みたくて…。まずは、まだ読んでいなかったシリーズ一作目のこちらから。

語り手は、士族出身の花村家・令嬢で、高校生の栄子。そしてコンビとなるのは、雇われ運転手ベッキーさん(女性で日本人)。日常の謎を解き明かす三篇から成る連作短編集です。

探偵役として推理するのは、あくまでも語り手の“私”。“私”は、ベッキーさんと話をしていく過程で、おかしな点に気づき、次第に自分の考えがはっきりしていきます。ベッキーさんは、“私”の考える道しるべとなる存在ですね。

北村さんの描く女性には、背筋がピンと伸びた清らかなイメージがあります。それが昭和初期・戦前の上流階級…という舞台設定にとてもマッチしていると思いました。私自身は、謎解きよりも、その時代の持つ雰囲気を楽しみました。それにしてもベッキーさんは、何者なんでしょうか…。「玻璃の天」で明らかになっているんでしょうか??

巻末に北村薫さんのスペシャルインタビューおよび、著作リストが掲載されています。

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絵本「ぽちのきたうみ」

ぽちのきたうみ Book ぽちのきたうみ

著者:岩崎 ちひろ
販売元:至光社
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「ぽちのきたうみ」岩崎ちひろ絵・文 武市八十雄・案(至光社)1974年1月発行.25×25㎝.1260円

あしたから、なつやすみ。ちいちゃんはおかあさんと、おばあちゃんちのうみにいきます。でもかわいがっている犬のぽちは、よそのおうちでおるすばん。もしぽちがいたら、いっしょにしたいことがたくさんあるのに…。ちいちゃんはぽちに手紙を書くことにしました…。

いわさきちひろさんの絵のすごいところは、後ろ姿で表情が見えなくてもちいちゃんの気持ちが手にとるようにわかるところ。ぽちを預けなければならない悲しさ、ぽちのいないさびしさ、そしてぽちがきてくれた時のはじけるような喜び。数あるちひろさんの絵本の中でも、個人的に特に好きな作品。オススメです。

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「まこという名の不思議顔の猫」

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まこという名の不思議顔の猫」前田敬子,岡優太郎著.(マーブルトロン)2007.6月発行

犬派か猫派かと問われれば、ワタクシ、猫派でゴザイマス。

以前の生育環境により、ガリガリにやせて(毛もすっかり抜け落ちて、とってもかわいそうな姿でした…)、心開かなかったというのが、うそのよう。飼い主の深い愛情を感じます。こんな風にお見送りお出迎えをしてくれたら、たまらないよねぇ(出かけたくなくなっちゃう)。かわいいっ!て顔ではないのに、マコの顔が、だんだんいとおしく見えてくるのが不思議。味のある顔をしてます。1枚1枚の写真に付けられたコメントが上手いです!

ブログがあるんですよ~と教えてもらったので調べてみました→こちらから。

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絵本「おへそのあな」

おへそのあな Book おへそのあな

著者:長谷川 義史
販売元:BL出版
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「おへそのあな」長谷川義史(BL出版)2006年9月発行.32p.26×21㎝.1362円

おかあさんのおなかの中にいる赤ちゃんが、おへそのあなから、自分を待ちわびる家族の様子をのぞいています…。

生まれてくる命についての絵本はたくさん出販されていますが、おなかの中にいる赤ちゃんの側から見てみたという、これまでと違った視点で描かれたところがミソ。それを思いついたところで、もうこの本のヒットが決まった!という気がします。

この絵本のように、おとうさんもおかあさんも、おにいちゃんもおねえちゃんも、あなたの誕生を、ホントに楽しみにしてたんだよと言って、読んであげたい1冊。3歳ぐらいから。オススメです。

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絵本「海へさがしに」

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海へさがしに」デブラ・フレイジャー作 井上荒野(福音館書店)2002年4月発行.36p.25×25㎝.1300円

写真、貼り絵によるコラージュ絵本。タイトル通り、浜辺に行っていろんなものを見つけてみようという、ストーリー絵本というよりは、かがくの絵本ですね。

フロリダ半島のベロ・ビーチが舞台。なので、サメの歯やアカウミガメの頭蓋骨や足跡、ペリカンの羽に出会えたりするのがおもしろい。

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小樽ルタオのチーズケーキ

昨夜のTBS「バリバリバリュー」でゲストから絶賛されていた小樽ルタオのチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」。テレビを見ながら食べてみたいねと話をしていて、今日夫に空港で買ってきてもらいました。

買ってからしばらく冷蔵庫に入れていたんですが、冷凍されていたのに気づかないで食べたら、固くてシャリシャリ感が…。きちんと解凍されていないと、マスカルポーネチーズの味が勝っていて、かなり濃厚な味でした。

しばし時間を置いて、しっかり(?)解凍してから食べてみたら、クリームチーズとマスカルポーネチーズの味がケンカすることなく、なめらかに。ただ、やっぱり濃厚で、私にはくどく感じられ、たくさん食べられるという感じではなかったです。チーズケーキというよりティラミスを食べてる感じがしました。

小樽ルタオのサイトはこちらから

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絵本「くるまあらいます」

くるまあらいます Book くるまあらいます

著者:G.ブライアン カラス,サンドラ スティーン,スーザン スティーン
販売元:BL出版
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「くるまあらいます」サンドラ・スティーン&スーザン・スティーン文 G.ブライアン・カラス絵 石津ちひろ訳(BL出版)2005年6月発行.32p.28×22㎝.1300円

パパとふたりの子どもがお昼ご飯を食べに出かけます。車に乗っていざ出発!ところが大きな水たまりに入ってしまい、車はどろまみれ。ごはんの前にまずは洗車場にむかいます。エンジンを止めて、まどをしめたら、潜水艦の中にいるみたい…。

泡だらけの海とすごいあらし、そして水滴のダンス。洗車中の車の中にいたら、まさにこんな気分!と納得の1冊。子どもの想像力って果てしないよね~と感じます。布やボタンや葉っぱなども使ったコラージュ絵本です。3~4歳くらいから読めるかな。

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「中庭の出来事」恩田陸

中庭の出来事 Book 中庭の出来事

著者:恩田 陸
販売元:新潮社
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「中庭の出来事」恩田陸(新潮社)2006年11月発行.382p.1700円

ある舞台脚本家が、新作舞台の女優のオーディションをする。新作舞台は、一人芝居。三人の女優をオーディションに残している。その結果発表と宣伝を兼ねて、彼はホテルの中庭で内輪のパーティを開く。そこで彼は飲んでいた紅茶のカップに毒を盛られて死ぬ。捜査の結果、容疑者はオーディションに残った女優三人に絞られる…。

『チョコレートコスモス』(おすすめ!)に続き、演劇の世界が舞台となっています。

現実と劇中劇とが交錯するストーリー。さらに一見なにも関係がなさそうなエピソードや登場人物も絡まってくるもんだから、複雑でわかりにくかったなぁ…。久々に読んだミステリで、途中までは目が離せなくって夢中になって読んだけれど、最後落ち着くところが、物足りなかったです。

恩田さん、演劇にはまっているんでしょうか。劇団キャラメルボックスの「猫と針」という舞台の脚本も書かれたようですね。

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絵本「はじめまして」

はじめまして  /新沢としひこ/作 大和田美鈴/絵 [本] はじめまして /新沢としひこ/作 大和田美鈴/絵 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

「はじめまして」新沢としひこ・作 大和田美鈴・絵(鈴木出版)2003年3月発行.25p.23㎝.1000円

ブログをはじめるにあたりまして、こちらの絵本を使わせていただきます。

はじめましての ごあいさつ sakuraと 申します。

子どもの本も大人の本も 大好きです。

どうぞ これから よろしくね

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